アメリカ合衆国と中国の新冷戦は予定どおり激化しており、NYダウが再び大幅下落するなどリセッションリスクが高まっているといわれています。リセッションの警戒を怠らないのはいいことですが、投資判断を歪ませることになりますので恐れすぎるのも問題です。
最新の「LEI」(景気先行指数)がどのようになっているのかを確認すると、2019年08月22日のカンファレンス・ボードから発表されたデータによると、07月は0.5%増加して「112.2」となり決して悪くはありません。目立つのは製造部門の弱さです。
以下はLEIがピークをつけてから何カ月で景気後退が起こったかの分析チャートです(『ADVISER PERSPECTIVE』より引用)。
これを見ると景気後退に落ち込むにはまだ少し時間があると思われます。ただし、同『ADVISER PERSPECTIVE』によれば、カンファレンス・ボードのLEIは景気後退を予測するINDEX(指標)としては少し物足りない、悪くいえばそこまでアテにはならないと分析されているのですが(笑)。
⇒参照:『Money1』「『景気先行指標(LEI)』とは?」
https://money1.jp/?p=6764
⇒参照:『Money1』「『リセッション』とは?」
https://money1.jp/?p=6293
⇒データ出典:『THE CONFERENCE BOARD』
https://www.conference-board.org/data/bcicountry.cfm?cid=1
⇒データ出典:『ADVISER PERSPECTIVE』
https://www.advisorperspectives.com/
(柏ケミカル@dcp)