2023年03月24日、『ドイツ銀行』の株価が急落しました(チャートは『Investing.com』より引用)
03月10日のギャップダウンから、急激な右肩下がりではありましたが、24日の終値は「8.540ユーロ」。
前日の終値が「9.336ユーロ」でしたから、1日で8.5%も下落したのです。5%を余裕で超えていますので暴落と呼んでいいレベルです。
アメリカ合衆国では03月に入ってから『シルバーゲート銀行』『シリコンバレー銀行』『シグネチャー銀行』が相次いて破綻。合衆国金融当局が慌てて火消しに務める事態となり、『UBS』が『クレディ・スイス』を緊急買収しましたし、金融システムが不安視される現状です。
『ドイツ銀行』も上掲のとおり株価急落。「すわ一大事」だったのですが、ドイツのショルツ首相が「(ドイツ銀行は)非常に収益性の高い銀行だ。心配する必要はない」と発言し、鎮火に動きました。
「ビジネスを根本的に近代化し、再編成している」とも。
ショルツ首相には申し訳ないのですが、ドイツ銀行といえば、リーマンショックのときのドタバタが思い起こされ、本当に大丈夫なのか――と懸念せざるを得ません。蓋を開けてみたら驚愕という事態もよくある話だからです。
※念のために付記しますが、『ドイツ銀行』はドイツの中央銀行ではありません。中央銀行は『ドイツ中央銀行』です。
(柏ケミカル@dcp)