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「韓国銀行」スワップで得る「120億ドル」を市中銀行に貸出!ただし「競争入札」「要担保」「追い証?アリ」

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2020年03月29日、韓国銀行は「Bank of Korea to Provide US dollar Funding using the Proceeds of Swap Transactions with US Federal Reserve」(韓国銀行は合衆国FEDとのスワップを用いてドルを提供する)というプレスリリースを出しました。

⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「Bank of Korea to Provide US dollar Funding using the Proceeds of Swap Transactions with US Federal Reserve」
http://www.bok.or.kr/eng/bbs/E0000634/view.do?nttId=10057276&menuNo=400069

韓国銀行はアメリカ合衆国のFED(Federal Reserve Systemの略称:連邦準備制度)と結んだ「ドル流動性スワップを利用して120億ドルを確保するようです。この120億ドルを市中銀行に貸し出し(ローン:loanです)、韓国の外貨流動性を高めようとしています。

下掲はイメージ図ですが(以下同)、ドル流動性スワップの第1回目の取引です。

FEDは(NY連邦準備銀行の)「韓国銀行の口座」に120億ドルを入金する。
同時に韓国銀行は、指定されたレートで換算した120億ドルと等価になるウォンを(韓国銀行の)「NY連邦銀行の口座」に振り込む。

これで第1回目の取引は完了です。

韓国銀行は受け取った120億ドルを市中銀行に「貸し出す」のです。

貸し出し先の銀行(金額なども)はオークション形式(競争入札)で選ばれ、

・7日間 満了:20億ドル
・84日間 満了:100億ドル

を応札します。競争入札方式なのは2008年の通貨危機時と同じです。報道によれば「産業銀行などを含む全銀行が入札に参加する」(『中央日報』「韓米通貨スワップでまず120億ドル供給」・2020年03月30日)ようなので、ドルの奪い合いは激しいかもしれません。

という次第ですので、スワップラインによってまず120億ドルの原資は確保したようですが、実際にお金が動くのは「これから」です。

「担保」が要ります!足りなくなったら追加!

興味深いのは、市中銀行に対して「ウォン建てで110%の資産価値となる担保が必要」としている点です(2008年時も「要担保」でした)。

韓国銀行は、スワップラインの第1回目の取引で入手する「120億ドル」を「ドル建て」でFEDに返却しないといけません(利子も付きます)。つまり手持ちのウォンをドルに換えて返却するわけです(別にドルがあればそのまま返せますが、ないから借りるので)。

その時に、「120億ドル」に達しなくてFEDに対して「償還できません」となっては困ります。ですので、「10%」の余裕を持って担保を用意させ、もしドルを貸し出した先の銀行に何かあったら、その資産を押さえて現金に換えようというわけです。

韓国銀行はプレスリリースの中で、

BOK must be provided as initial collateral with KRW-denominated collateral amounting to 110% of the KRW value of the US dollar loan to the banks to protect itself against non-redemption risk.

貸し出されるドルをウォン換算し、その110%となるウォン建て資産を当初の担保として韓国銀行に提供しなければならない。これは非償還リスクを避けるためである。

といっています。また、

The initial collateral position is subject to revaluation due to movements in the exchange rate as well as the interest rates. In the case that the weekly revalued collateral is less than 105% of the KRW value of the US dollar loan, the bank is obliged to make compensation for the KRW-denominated collateral as add-on margin to no less than 110% of the KRW value of the US dollar loan.

この当初の担保のポジションは為替レート、金利の変動によって変化する。毎週再評価される担保の価値が、ドルローンをウォン換算した価値の105%未満になったら、銀行は110%以上になるようにウォン建て担保を追加で補填する義務がある。

となっています。いわば「追い証」みたいな仕組みがあるわけです。株式やFXの取引をされる方は苦笑するかもしれませんね。

というわけですので、合衆国FEDと韓国銀行の間でスワップラインが締結されたからといって、ドル不足がこれが解決!というわけではありません。

競争入札で首尾良くドルを確保したとしても、あくまでも「ドルローン」ですから、銀行は韓国銀行に利子を付けて返済しなければなりません。韓国銀行もFEDへの返済があります。国を挙げてきちんと返済できるようにしてもらいたいですね。

※1韓国メディアでは「通貨スワップ」あるいは「通貨スワップ協定」と表記されますが、ややこしいのでMoney1ではFRBの呼称に従い、「ドル流動性スワップ」あるいは「スワップライン」と記載します。

(柏ケミカル@dcp)

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