2023年05月
輸出:522億4,100万ドル(-15.2%)
輸入:543億4,300万ドル(-14.0%)
貿易収支:-21億200万ドル2023年01~05月累計
輸出:2,531億7,300万ドル(-13.5%)
輸入:2,805億1,900万ドル(-6.9%)
貿易収支:-273億4,600万ドル※( )内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「’23年05月の輸出入の現状」
予定どおり、2023年05月は赤字でFIXです。
これで(通関ベースながら)15カ月連続の貿易赤字が確定しました。
当月の注目は、例によって最後の11日間で大きな黒字を出して、01~20日で積み上げた赤字額を減少っさせたことです。
05月01~20日の貿易収支が「-43億400万ドル」でしたから、最後の11日間は「+22億200万ドル」で回ったことになります。
文政権時代には、なぜ毎月最後の10日間だけ大きな黒字を出すのかについて「主力輸出品目の輸出が月末に偏るからだ」と説明したことがあります。
以下が2022年01月からの貿易収支の推移です。
上掲のとおり、貿易赤字の金額は縮小してきています。これを韓国メディアは取り上げて「15カ月連続の赤字だが、その金額は縮小傾向にある」と書くでしょう。
確かに貿易赤字は減少傾向にあります。
ご注目いただきたいのは、前年との比較です。2022年05月の貿易収支は「-15億7,700万ドル」で、2023年05月は「-21億200万ドル」。
対前年同期比で赤字は拡大しているのです。赤字が減少傾向にあるのは確かですが、これが続いて黒字になるのかは、もうしばらく様子を見ないといけないのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)