韓国が切実に回復を願っている「半導体の輸出」がどうなっているのかを見てみましょう。
2023年06月01日に発表した産業通商資源部のデータによると、半導体輸出の金額は以下のように推移しています。
⇒参照・引用元:『韓国 産業通商資源部』公式サイト「2023年05月の輸出入動向」
2023年05月の半導体輸出金額は「73.7億ドル」で、04月の「63.8億ドル」よりは増加しましたが、2022年05月は「115.5億ドル」もあったのです。
対前年同期比では「41.3億ドル」も減少、「-36.2%」です。
対前年同期比の増減の推移を見ると、半導体輸出が陥っている苦境がさらによく分かります。以下をご覧ください。
⇒参照・引用元:『韓国 産業通商資源部』公式サイト「2023年05月の輸出入動向」
2022年08月以降は対前年同期比でマイナスに落ち込み、最大では2023年01月に「-44.5%」を記録。
半導体輸出はほぼ半減したのです。
半導体輸出は「下半期には回復する」といわれてきたのですが、米中の半導体戦争はさらに激化の方向に向かっていますので、韓国の半導体産業が対中国輸出を回復できるかは不透明です。
だからこそ、韓国は『Micron(マイクロン)』の穴を自国製半導体で埋めたいわけですが、アメリカ合衆国からは「やめろ」といわれています。
韓国の半導体産業の前に立ち込める霧は濃くなってきています。
(吉田ハンチング@dcp)