先の記事でも触れたとおり、クリントン政権下の1994年、アメリカ合衆国は北朝鮮を先制攻撃する気でした。しかし、行われませんでした。これはシミュレーションの結果が思わしくなかったからです。
損害予測は、先制攻撃を掛けるものの90日以内に在韓合衆国軍5万2,000人、韓国軍49万人が死傷、合衆国人8-10万人を含む100万人の死者、戦費610億ドルというものでした。戦争自体には勝つという結果が出たもののあまりにも被害が大きいということで、実行されなかったのです。
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アメリカ合衆国と北朝鮮の会談が不調に終わり、北朝鮮はまた恫喝外交に戻る気配を見せています。対する合衆国側は粘り強く交渉を続ける姿勢をアピールしていますが、これが武力行使も辞さないとなる可能性もあります。対イラン・北朝鮮強硬派であり、北朝鮮か...
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2019年02月04日、中国との通商協議をリードするUSTR(OfficeoftheUnitedStatesTradeRepresentativeの略:アメリカ合衆国通商代表部)から「中国の不公正な通商慣行を是正するために、WTOの規定を変...
(柏ケミカル@dcp)