ホンジュラスといえば中米の国ですが、これも一帯一路の成果というべきしょうか。
ホンジュラスは、中国に接近してます。
2023年03月26日に中華民国(台湾)と国交を断絶し、中華人民共和国に切り替えて国交を樹立※。
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台湾と断交するに当たって、ホンジュラスは台湾に20億ドル以上を要求し、同国の対外債務を台湾に譲渡する話までしたと噂されました。要するに中国に乗り換えたのはお金のためだったと推測されます。
台湾と断交するに当たって、ホンジュラスは台湾に20億ドル以上を要求し、同国の対外債務を台湾に譲渡する話までしたと噂されました。要するに中国に乗り換えたのはお金のためだったと推測されます。
中国政府は当初、ホンジュラスからシロエビを購入すると約束していましたが、履行されず、結局許可されたのはシオマラ・カストロ大統領(女性です)が中国を訪れ、習近平総書記と会談した06月になってからです(以下写真/2023年06月12日:中国外交部が公表)。
習近平への謁見が成ったのでようやく許可されたという趣ですが、ホンジュラスも負けてはいません。
鉄道建設プロジェクト(およびインフラ整備)の名目で200億ドルの投資を要請したことが明らかになりました。
ところが、ホンジュラスは対外債務を多く抱えている国で『世界銀行』や国際的な金融機関の基準ではとてもお金を貸せる相手ではないのです。
そもそも中国に貸すお金があるのかも気になる点です。というのは、先立って習近平総書記は一帯一路のプロジェクトについて「採算性を再考せよ」という指示を関係部門に出しているのです。
「借金のカタに港を取り上げる」などをしてきたおかげで、一帯一路は世界的に評判が悪く、かつ不良債権が積み上がっているからです。中国主導の『AIIB』は事実上新規融資を停止しているという報道もあります。
ですので、ホンジュラスの要求に対して中国がどう対応するのか、非常に注目されるところです。
(柏ケミカル@dcp)