「ダイレクト・リスティング」という前代未聞の上場を果たした音楽配信大手の「Spotify」。この上場方法をご紹介した際に「Spotify(スポティファイ)」はずーっと赤字の会社でと記載したのですが、なんと業績の黒転(クロテン:黒字転換)を果たしました。
2019年第3四半期の決算は、売上高17.31億ユーロ・営業利益0.54億ユーロとなりました。前年同期は売上高13.52億ユーロ・営業利益▲0.06億ユーロで赤字だったので、増収増益の見事な黒字転換です。
この良い結果は、有料会員収入の増加によって果たされました。
昨年同期は有料会員からの上がりが12億1,000万ユーロだったのですが、2019年第3四半期は15億6,100万ユーロと29%も伸びたのです。また広告収入も1億4,200万ユーロから1億7,000万ユーロへと20%増加しています。
※有料会員数は昨年同期と比べて8,700万人から1億1,300万人に増加しています(30%UP)。
会員数は伸ばし続けているSpotifyはやっと軌道に乗ったのかもしれません。ちなみにこの決算を受けて株価も以下のように急騰しています。
(柏ケミカル@dcp)
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