韓国検察「李在明は11年以上36年6カ月以下の懲役に処すべき」

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韓国の検察は『共に民主党』党首・李在明(イ・ジェミョン)さんの逮捕令状を請求。李在明(イ・ジェミョン)さんは「国会議員の不逮捕特権を放棄する」と宣言していますが、法的には国会の同意を得なくてはなりません。

国会に逮捕同意案(上掲写真)が提出されることになりますが、検察が提出している資料が実に142ページにも及ぶ膨大なものとなっています。

特に注目したいのは、『SBW』(サンバンウル)が行った北朝鮮への送金に対する李在明(イ・ジェミョン)さんの関わり――についてです。

検察による800万ドル送金の舞台裏解明

李在明(イ・ジェミョン)さんが京畿道知事時代の2018年09月、副知事から「北朝鮮がスマートファーム支援などを望んでいる」という報告を受け、これを推進するよう指示。

副知事は2018年10月までに中国・北朝鮮を行き来しながら北朝鮮側と協議しましたが、この過程は李在明(イ・ジェミョン)さんに随時報告していました。

しかし、2018年10~11月、京畿道は対北朝鮮制裁でスマートファーム支援が不可能だと結論を下します。仕方がないので、李在明(イ・ジェミョン)さんと前副知事は、『SBW』(サンバンウル)のキム・ソンテ会長(当時)に相談。

500万ドルを『SBW』(サンバンウル)から北朝鮮に送金するように要求して、キム会長はこれを了承しました。

2018年11月から2019年01月までに、李在明(イ・ジェミョン)さんはこの北朝鮮事業の経過を計5回報告されていました。

2019年01月17日に中国・瀋陽で開かれた『SBW』(サンバンウル)と北朝鮮は協約式に出席しますが、その経過について副知事から李在明(イ・ジェミョン)さんは電話で報告を受けています。

李在明(イ・ジェミョン)さんはキム・ソンテ会長と電話で「キム会長ありがとうございます」と話したとのこと。

副知事は帰国後、副知事とキム・ソンテ会長および北朝鮮の関係者が一緒に写った写真が添付された出張報告を李在明(イ・ジェミョン)さんに行ったとのこと。

その後、キム・ソンテ会長は2019年04月までに京畿道のスマートファーム支援費用500万ドルを北朝鮮に代納した――となっています。

令状請求の資料によると、この後に李在明(イ・ジェミョン)さんの訪朝が本格手に推進されました。

ここに至って北朝鮮がおなじみの「対価要求」に出ます。「北朝鮮に来るなら金を払え」です。

検察は、李在明(イ・ジェミョン)さんおよび副知事がこの対価を『SBW』(サンバンウル)に押し付けものと見ています。

キム・サンテ前会長は、2019年07月から2020年01月までに、李在明(イ・ジェミョン)さんの訪朝費用を分割して送金。

検察は、李在明(イ・ジェミョン)さんには、この経過について2回報告されたとしています。

『SBW』(サンバンウル)が送金した李在明(イ・ジェミョン)さんの訪朝費用は計300万ドル

先に出した、事業推進のための支援費用500万ドルと合わせて800万ドルになります。

検察の要求は「懲役11~36.5年に処すべき」

しかし、李在明(イ・ジェミョン)さんはいまだに「北朝鮮支援および訪朝推進は京畿道の通常事務で、実務陣の推進過程は報告されず、李前副知事からも報告を受けていない」と容疑を完全に否定しているのです。

検察は今回の逮捕令状請求書で、

・北朝鮮への送金疑惑
・柏峴洞(ペクヒョンドン)開発特恵疑惑
・偽証疑惑

を含めて、「11年以上~36年6カ月以下の懲役、または無期懲役を宣告すべきだ」と主張しています。

逮捕同意案は、明日2023年09月21日に国会で評決されると見られます。ご注目ください。

(吉田ハンチング@dcp)

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