韓国最大野党『共に民主党』の李在明(イ・ジェミョン)党首がいよいよ逮捕される寸前です。
国会で逮捕同意案が可決し、2023年09月26日に行われる「裁判所による令状審査」で「ヨシ!」と判断されれば、実際に逮捕の運びとなります。
『共に民主党』の防弾議員団と呼ばれる皆さんは、いまだに逮捕を実現させまいと動いており、あのウソばっかり吹聴している金宜謙(キム・イギョム)議員がまたやらかしました。
Money1でも幾度も登場している方ですが、
・尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領と韓東勳(ハン・ドンフン)法務部長官が弁護士30人を引き連れて30人がソウル江南清潭洞の高級バーで飲んでいた(2022年07月19日から20日未明にかけての出来事とした)
という、誰が聞いてもスグにウソと分かることを言い立てた人です。
また、韓東勳(ハン・ドンフン)法務部長官憎しのあまり、
・韓長官が野党の女性議員を執拗に追いかけ、握手した
などと述べたこともありましたが、これもウソでした。
驚くなかれ、この金宜謙(キム・イギョム)さんは、文在寅政権下で大統領府の報道官を務めたことがあるのです。
この札付きのウソつきが、李在明(イ・ジェミョン)逮捕目前となって何を言い出したのかというと――『KBS』のラジオ番組「チュ・ジンウライブ」に出演して、以下のように発言しました。
「李代表の拘束令状を審査する担当する裁判官を検察が今選択した」
「水原で請求できる逮捕令状をソウルに持ち込んだ」
「ソウルに令状専門の裁判官が3人いるが、その中で自分に最も有利だと思う裁判官を選択したのだ」
「その選択された裁判官が、たまたま韓東勳(ハン・ドンフン)長官の『ソウル大学法科大学院』92期生で同期という点が、検察が裁判官を決めたと見る人々の論拠だ」
上掲のように述べたたのですが、これが全部ウソでした。すぐさま法務部が反論しています。
まず、いくら韓国でも検察が案件を担当する裁判官を指名したりはできません。それこそ司法判断の独立性はどうなっているんだ?――という話になります。
また、法務部の反論によれば、キム議員が言及した裁判官は韓東勳(ハン・ドンフン)長官と同期ではありません。
今回の逮捕令状審査は、『ソウル中央地裁』のユ・チャンフンソ令状専担部長判事が担当します。韓東勳(ハン・ドンフン)長官は第92期、ユ部長判事はソウル大法大第93期生です。
法務部の説明によれば、二人には面識ありません。
ユ部長判事が今回の担当になったのも偶然です。というのは、令状専担裁判官3人が交代で令状審査を担当することになっているので、どれに当たるかは分かりませんし、前記のとおり検察が指名したりはできないからです。
陰謀論者の特徴として、現実が自分の思いどおりにならないと、スグに何か裏の力が働いていると考えがち――というのがありますが、本件などまさにその典型例です。
結論からいって、金議員はまたウソを一つ積み上げたのです。
よくまあこれほど次から次へとウソを述べる人物が議員を続けられるものです。
法務部は、「何度もフェイクニュースを流布し、いかなる謝罪や是正措置をしなかった金議員が、今回は裁判に不当な影響を与える意図で公共放送でフェイクニュースを流布した」とし、「必要な措置を取る予定」としています。
金議員はまた逃げを打つでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)