2023年09月15日、韓国の企画財政部が「2023年上半期の対外直接投資」のデータを公表しました。これが、なかなか面白い結果ですのでご紹介します。
↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください/スクリーンショット⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「‘23년 2분기 해외직접투자는 153.1억 달러로 전년동기비 22.9% 감소」
まず、2023年上半期の対外直接投資は「153.1億ドル」で、対前年同期比で22.9%減少しました。
ウォン安の影響もあるでしょうが、2022年第4四半期から対前年同期比割れが続いており、3四半期連続の減少です。
ご注目いただきたいのは、国別の投資金額とその増減です。以下をご覧ください。
韓国の国・地域別の直接投資金額
対アメリカ合衆国:62.1億ドル(-14.2%)
対ケイマン諸島:13.8億ドル(-50.1%)
対カナダ:12.2億ドル(+30.7%)
対ルクセンブルグ:11.0億ドル(-23.5%)
対ベトナム:8.6億ドル(+0.2%)
対中国:5.7億ドル(-53.3%)
対アメリカ合衆国:62.1億ドル(-14.2%)
対ケイマン諸島:13.8億ドル(-50.1%)
対カナダ:12.2億ドル(+30.7%)
対ルクセンブルグ:11.0億ドル(-23.5%)
対ベトナム:8.6億ドル(+0.2%)
対中国:5.7億ドル(-53.3%)
不景気で全体的に対外直接投資は減少しているのですが、特に中国はひどいことになっています。「53.3%」も減少しています。
アメリカ合衆国との対立が深まり、何をするか分からない国という認識が広まったためでしょう、さすがの韓国も中国への直接投資を半減させたのです。
Money1でも何度もご紹介しているとおり、中国の商務部や外交部は必死になって「中国に投資してくれ」とプロパガンダを繰り広げています。
しかし、実際には韓国ですら見捨てるというのが実体なのです。
(吉田ハンチング@dcp)