2023年09月26日、韓国のソウル中央地方裁判所が「李在明(イ・ジェミョン)さんの逮捕令状」を棄却しました。そのため、李在明(イ・ジェミョン)さんは秋夕のお休みを拘置所で過ごさなくてもよくなりました。
↑2023年09月28日の李在明(イ・ジェミョン)さん。韓国グリーン病院で療養中です。
李在明(イ・ジェミョン)が党首を務める『共に民主党』では、検察側の動きに対して「捜査は政治的なものである」と不当性を主張。
「李在明(イ・ジェミョン)党首は376回も押収捜査を受けている」と述べ、検察捜査は過度であるとしていました。
ところが、2023年09月30日、韓国の大検察庁反腐敗部がこれを真っ向から否定。
同部は、「2022年6月に捜査チームを再編成した後、個人汚職を含む全事件関係者に対する押収令状発給および執行回数を確認した結果、
大蔵洞関連で:10回
『SBW』(サンバンウル)および対北朝鮮送金関連で:11回
弁護士費用代納関連で:5回
白峴洞疑惑関連で:5回
城南FC疑惑関連で:5回
小計:36回
であり、大規模汚職の実態解明に必ず必要な最小限の範囲内で裁判所が発給した令状を執行した」と述べました。
また、「李在明(イ・ジェミョン)代表の住居、党代表室、議員室、議員会館に対する押収捜査は行ったことがなく、李在明代表と関連した場所は、以前勤務していた京畿道知事室・城南市長室と拘束されたチョン・ジンサン(元民主党党代表室政務調整室長)・キム・ヨン(元民主研究院副院長)の事務所と住居など、10カ所に過ぎない」としました。
検察は、城南市の公的カードを私的に流用していた事案において、使用先の店舗など100カ所に捜査を行ったことがあり、また例の「大庄洞事案」においてキム・マンベさんなどに押収捜査をかけたことがありますが、これらも全部ひっくるめて376回と主張しているのです。
それは李在明(イ・ジェミョン)さんに対する押収捜査といえるだろうか――というわけです。
376回が李在明(イ・ジェミョン)さん個人に対する押収捜査でないにもかかわらず、「党首に関連する」と『共に民主党』が表明しているのがバカ正直なところです。
また、そもそも376回も関連した押収捜査が行われる人物というのはいかがなものでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)