退任時には「世間の人からすっかり忘れ去られた生活をしたい」などと言っていた韓国・文在寅前大統領ですが、そんな言葉はどこへやら。政治的な発言を続けています。
2023年10月04日には、自身のFacebookページで以下のような文章を公表しました。
↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください/スクリーンショット⇒参照・引用元:Facebook「文在寅」公式ページ
文在寅さんは、
「今日は朝鮮半島に平和の地図を描き、繁栄の未来を構想した10・4南北共同宣言の意味を再認識する日です」
「その歴史的宣言以降、11年の長い空白と退行があったが、平和を願う国民の願いで4・27板門店宣言と9・19平壌共同宣言で復活し、私たちが望む目標に一歩近づくことができました」
と述べています。
10・4南北共同宣言は、文在寅さんの政治的師匠であり、弁護士事務所の相棒であった盧武鉉(ノ・ムヒョン)さんが大統領時代に北朝鮮の金正日さんの間で行われたもの(2007年10月04日)。
「11年の空白の後に4・27板門店宣言と9・19平壌共同宣言で復活した」と述べているのは自身の功績を誇っているのです。しかし、北朝鮮の首領と会い共同宣言を出したところで何も進展しませんでした。南朝鮮は忍従と屈従を強いられただけです。
この北朝鮮の首領と合って統一を話し合うという件は、金大中(キム・デジュン)大統領にまでさかのぼる伝統ですが、そもそもうまくいくわけがないのです。
北朝鮮のような独裁、金ちゃんファミリーカルトが支配している国と、曲りなりにも民主主義を標榜している国が、どうやって政治形態を統合しようというのでしょうか。
二制度が存続したまま、連邦制を取ればいいじゃないか――というのが、金大中(キム・デジュン)さんの主張でしたが、そんなことは実現できません。
なぜなら、連邦としての意思は誰が(どんな組織が)決めるのかが問題になるからです。
仮に連邦政府を作ろうとしても、それは金ちゃんファミリーの上に存在することになるので、金某が反対して実現できません。つまり、南北の二制度を生かしたままの連邦制などというものは、決して実現できない夢のまた夢です。
頭でっかちの左派・進歩系の考えそうなことですが、文在寅さんは21世紀になったというのに、できもしないことを追及した人物なのです。その意味では夢想家、あるいは幻視者といってもよいでしょう。
金田正二先生は、有名なブログ『在日朝鮮人から見た韓国の新聞』2016年12月17日付けエントリーで、以下のように書いていらっしゃいました。
(前略)
文何某もそうですね。彼は全てが北朝鮮のために働きます。「文氏は紛う事なき北朝鮮の内通者」と産経新聞は書きましたが、彼は内通者なんて生易しいものではなく、北朝鮮の政治的工作員として活動しています。
ですから、日本共産党が中国にために、民進党が南朝鮮のために働くのと同じように、文何某は北朝鮮のために働く大統領になる事でしょう。
(後略)※強調文字、赤アンダーラインは引用者による。
⇒参照・引用元:『在日朝鮮人から見た韓国の新聞』「日本も、韓国も、左翼を甘く見過ぎている」
全くそのとおりになりました。
文在寅さんは今回の投稿において、南北関係が「真っ暗なトンネル(に入った)」状態として、「対立が激化する国際秩序の中で韓半島の緊張がますます高まっているが、終わりが見えないし、対話の努力すらなく、心配が大きい」とも述べています。
トンネルも何も、それは尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領のせいではありません。南北宣言などという、先の解決策が全くないところへ自らハマり込んだ左派・進歩系の政権のせいです。
金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)、文在寅政権の北朝鮮政策こそが真っ暗なトンネルでした。トンネルの壁にLEDでお花畑が描かれていようとも、トンネルの中であることに変わりはありません。
(吉田ハンチング@dcp)