韓国がこれまで大きなもうけを計上してきた「対中国貿易」が赤字に転じ、泥沼の様相を見せています。Money1でも半導体と対中国輸出の2本柱が折れた状態とご紹介してきました。
産業通商資源部が2023年06月01日に「2023年05月の輸出入動向(暫定版)」のデータを公表しましたので、01~05月の状況を確認してみましょう。
2023年05月単月の輸出入と貿易収支(輸出 – 輸入:貿易でのもうけ)は以下のようになります。
2023年05月
輸出:106億2,400万ドル(-20.8%)
輸入:123億6,600万ドル(-14.8%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-17億4,000万ドル※( )内は対前年同期比の増減
輸出が「20.8%」も減少して「106億2,400万ドル」。輸入も「14.8%」減少していますが「123億6,600万ドル」なので、貿易収支は「17億4,000万ドルの赤字」です。
ここまでの対中国貿易での貿易収支の推移を見ると以下のようになります。
Money1でもご紹介したとおり、韓国の(通関ベースの)貿易赤字は2023年05月出15カ月連続となっていますが、実は対中国貿易でも「2022年10月以降の8カ月連続赤字」なのです。
2023年01~05月の累計赤字額は「118億800万ドル」です。
2022年はかろうじて「12億1,000万ドル」で回りましたが、2023年は黒字になるのは無理そうな状況です。韓国は中国と国交を回復して31年目に貿易赤字に転落する予定です。
(吉田ハンチング@dcp)