2021年07月06~08日でウォン安が急速に進行しました。韓国メディアではウォン安が「1,160ウォン」まで進むのではないか?という観測が出ています※。
※例えば『韓国経済』の以下の記事
⇒参照・引用元:『韓国経済』「『第4回大流行』目前に投げ売りする外国人…ウォン・ドル為替レート1,160ウォンいく」
「1ドル=1,200ウォン」を巡る攻防が繰り広げられていた2020年前半と比べればまだ高い水準ですが、急激にウォン安が進行するのは韓国政府当局としては避けたいところです。
韓国メディアではこのウォン安急伸の理由を「ドル」の価値が戻してきたことに求めています。ドルの強さを示すINDEX(指数)「DXY」を見てみると、現在のところ以下のように推移しています。
確かにDXYは「92.13」まで上昇しています。ただし、
リスクオフの方に動いたのは確かですが、まだ直近の高値を抜けていません。ダブルボトムを作ってからの上昇の途中で止められています。
ただ、リスクオフが認識されるとローカルカレンシーであるウォンは大きな影響を受けます。ドル買いでウォンが売られるためウォン安が進行します。アメリカ合衆国の動向を注視する必要があります(いつだって目を離すわけにはいきませんが)。
ウォン安阻止を行うと(ドル売りウォン買いを行わなければならないので)ドルが溶けます。通貨当局としても勘弁してほしいでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)