お笑い韓国軍の伝説にまた新たな1ページが加わったかもしれません。
2023年09月21日、韓国・忠南西山空軍基地で、戦闘機KF-16Cが離陸後1分31秒で墜落する――という事故が起きました。幸いにしてパイロットは緊急脱出して無事でしたが、なぜ落ちたのか原因が調査されていました。
2023年12月11日、韓国空軍は墜落原因を「エンジン翼部品のゴムパッキンが落ちてエンジン内部に流入して故障を起こした」と明らかにしました。
ただ、なぜゴムパッキンが脱落したのかについては明らかになっていません。そこが大事なのでは?と思われますが、根本原因については調査できていない模様です。
「エンジンファンモジュール」のエアシール(airseal)の内側に付着していたラバーシール(rubber seal)が脱落。エンジン内部に流入し、エンジンブレードなど構成部品の一部を損傷させ、燃焼室に吸入される空気流に異常が生じた」という説明です。「エアシール」はエンジンファンモジュールを囲むリング状の金属部品で、ラバーシールはその内面に取り付けるシリコンゴムパッキン――とのこと。
韓国空軍は「事故直後、エンジン製作会社と民間整備窓口に原因究明を要請した」そうで、「最初の事例だから原因究明にどれくらいかかるかは予想しづらい」と述べています。
また、韓国空軍は「エンジン老朽化で発生した事故ではない」としています。
詳細を見ると、事故機の該当エンジンは1995年12月、韓国型戦闘機事業の第1次分として国内に導入されたもの。
27年11カ月間運用されていました。
なんだか年代物のような気もいたしますが、「飛行機のエンジンは一定運用時間を達成すればモジュール別にほぼ新品でなるよう整備するので、事故と老朽化には因果関係はない」としています。
また、「事故機のエンジンの整備後の運用時間は、再整備の基準時間に比べて23%水準。調子は良い状態だった」と説明しています。
しかし「このような事故は先例がなく初めて」との見解が出ており、「ちゃんと整備しなかったんじゃないの?」という疑念の声も上がっています。
(吉田ハンチング@dcp)