韓国「国内での自動車販売」が不振。5社の業績がそろったが……

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2022年07月01日、韓国の完成自動車メーカーから06月の販売実績が出ました。見てみると……韓国内での販売がよろしくないことになっています。

以下がそのデータです。ご覧ください。

2022年06月の実績

現代自動車
国内販売:5万9,510台-13.0%
海外販売:28万1,024台-2.5%
小計:34万534台-4.5%

起亜自動車
国内販売:4万5,110台-8.5%
海外販売:21万3,500台+4.3%
小計:25万8,610台+1.8%

ルノーコリア
国内販売:7,515台+34.0%
海外販売:4,496台-47.5%
小計:1万2,011台-15.2%

韓国GM
国内販売:4,433台-22.8%
海外販売:2万2,255台+5.3%
小計:2万6,668台-0.7%

双竜自動車
国内販売:4,585台-19.9%
海外販売:3,424台+23.2%
小計:8,009台-5.8%

()内は対前年同期比

赤いアンダーラインを引いた「国内販売」にご注目ください。韓国自動車メーカーの勝ち組といわれる『現代自動車』『起亜自動車』が、国内販売で「-13.0%」「-8.5%」と大きく対前年同期比割れです。ボリュームを稼ぐ勝ち組がこれでは困ります。

『ルノーコリア』だけは「+34.0%」と健闘していますが、それでも「7,515台」に過ぎず、ボリュームが小さい中でも『韓国GM』は「-22.8%」、『双竜自動車』は「-19.9%」と減少させています。

先に、『現代自動車』が「国内事業だけ切り出してみると赤字」という件をご紹介しましたが、これには「韓国内で自動車が売れなくなっている」という現状が影響を与えているのではないでしょうか。

暗くなってしまったので、明るい話題をひとつ。

2022年07月05日には『双竜自動車』のあの新型SUV「TORRES(トーレス)」が正式販売されます。

『亜洲経済(日本語版)』の報道によれば、06月27日時点で、予約が2万5,000台に達したとのこと。ようやく買収先も決まり、本格的に再生に取り組む『双竜自動車』にとっては何よりの成果でしょう。

『双竜自動車』にとっては、「誰が会社を買ってくれるか」ではなく、お客さんが自分たちの作るクルマを支持してくれることの方が何よりの自信と実績になるはずです。

(吉田ハンチング@dcp)

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