もう何度だって言いますが、韓国は何かというと「○○大乱」な国です。よくまあこれだけ次々と問題が起こるものです。
『全国民主労働組合総連盟』傘下「貨物連帯本部」が2022年06月07日にストライキが起こしたため、韓国に「物流大乱」が起こりました。
陸送の要であるトラックの運転手の皆さんがストに入ったため、物流が大混乱となったのです。
06月15日になって韓国政府と「貨物連帯本部」との話し合いで決着がついてストライキは終わりました。しかし、この物流大乱による損失は1兆6000億ウォンになると試算されています。
――で、今度は「生コン大乱」です。
2022年07月01日、首都圏の生コン運送車主(日本語でいえばコンクリートミキサー車の運転手の皆さん)が、運送拒否(ストライキ)に突入しました。
『生コン運送労働組合』と首都圏の主要生コンメーカーは、2022年06月29日から運送費の引き上げなどについて交渉を行っていましたが、最終合意に至りませんでした。そのため07月01日からスト決行となったのです。
労組は、1回当たりの輸送賃を「5万6,000ウォン」から「7万1,000ウォン」へ、なんと「26.8%」の引き上げを要求。
その上、
祝日賞与金:100万ウォン
(いわば休日出勤の追加賃金)
タイムオフ手当
なども要求。企業側は「9~10%」の賃金アップを主張していたので、これはまとまるわけがありあません。
コンクリートが来ないと、建築現場は仕事になりません。先にご紹介したとおり、韓国のセメント業界は、ただでさえ原料価格の高騰によって、もうけが出なくなり「生産数を減らすか」という話になっているのです。ここにきて物流の混乱まで起こると、もう無茶苦茶です。
それにしても韓国という国は、これだけ労働争議が多くてよく回っているものです。とてもではありませんが、生産性の向上など望むべくもないのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)