先にご紹介したとおり、2023年12月23日、韓国鉄鋼メーカー最大手『POSCO(ポスコ)』の浦項製鉄所で火災が発生。一時生産がストップするという事態となりました。
この火災の原因は何だったのでしょうか。2023年12月26日、『ポスコ・ホールディングス』は『DART』に以下のように公示しました。
上掲の公示によれば、生産の一時停止の原因を「ケーブル焼損による製鉄所停電」としています。なんらかの原因でケーブルで火災が起こり、それによって停電になった模様です。
韓国メディアの報道では「第2高炉周辺の電線で火災が発生した」となっています。ただし、その電線でなぜ火事が発生したのかは分かりません。
『ポスコ』は副生ガス※に引火することを懸念して、副生ガスの使用を中断。これによって電気供給が断たれました。そのため第2・3・4高炉で作業が止まったのです。
※鉄鉱石の還元材として石炭を利用するため、一部は副生ガスとなります。これを燃料に発電を行うのです。
また「2023年12月26日現在完全正常稼働中である」としていますので、復旧してすでに通常操業となっているようです。
(吉田ハンチング@dcp)