韓国政府は防衛産業の輸出を強化しており、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領自らが「韓国第一の営業マン」と称し、外遊しては営業を欠かしません。
特にポーランドへの輸出契約で成果を挙げました。
K2戦車:1,000両
K9自走砲:672門
天武多連装ロケット:290両
FA-50軽攻撃機:48機
etc.
上掲のとおり、まさに「ジャックポット」な成果です。
しかし、ポーランドの政権が変わって「支出を削る」といいだし※危うくなってきました(以下の先記事を参照してください)。
※2023年12月、ポーランド外務省の報道官が「現在の安全保障上のニーズに答えるために、幾つかの契約の範囲を見直す必要があるかもしれない」と述べています(『Voice Of America』の報道による)。
「早く納品してお金もらおう」ではないでしょうが、韓国側の納品が急ピッチで進んでいます。「急げ急げ」は朝鮮半島の皆さんの真骨頂です。
『KAI』(Korea Aerospace Industries Ltd.の略:『韓国航空宇宙産業』)は、2024年01月02日、契約(2022年09月)から15カ月以内に、FA-50軽攻撃機・12機を完納した――と公表しました。
「昨年07月にFA-50GFの1機目と2機目を同国のミンスク空軍基地に納入したのを皮切りに、12機全てをポーランド空軍に納入し、何の問題もなく契約を達成した」と述べています。
一応契約は48機なので、残り36機。
↑下段右端がポーランドに輸出される「FA-50PL」/『KAI』のホームページより/スクリーンショット
『KAI』は、2025~2028年に「FA-50PL」を36機納入する予定です。「FA-50PL」は「ポーランド空軍が要求するアビオニクス機器や兵器の改良などの追加を施したモデル」と説明されています。
政権交代で暗雲が垂れ込めてきましたが、さあ韓国の兵器輸出はうまくいくでしょうか。要注目です。
(吉田ハンチング@dcp)