2024年01月25日、『韓国銀行』が2023年第4四半期のGDP成長率のデータを公表しました。
あくまで速報値ですが、結局4Qは「0.6%」。2023年通期では「1.4%」となりました。
面白いのは成長寄与度で、2023年の結果を見ると以下のようになります。
民間消費の成長寄与度:0.9%(2022年の1.9%から下落)
政府消費の成長寄与度:0.2%(2022年の0.7%から下落)
民間消費の成長寄与度が大きく落ちています。不景気だった証です。さらに注目したいのは、
純輸出(輸出 – 輸入)の成長寄与度:-0.1%
と純輸出が足を引いたことです。これは貿易の不振です。大黒柱である貿易でうまく稼げなかったことを現す数宇です。また、設備投資の成長寄与度は0%ポイントを記録。
つまり、消費と貿易、投資が低迷したことを示しているのです。
2023年10月10日に、韓国ではときに死神と呼ばれる『IMF』(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)が『World Economic Outlook 2023 October』と公表。このとき、韓国のGDP成長率の予測は――。
韓国のGDP成長率予測
2023年:1.4%
2024年:2.2%
――でした。『IMF』の予測は当たったことになります。ただ、『IMF』の2023年の予測は下掲のとおりずんずん下げ、結果当たりました。
うまいことまとめた感がないでもありませんが、これで今年、2024年に「2.2%」出せるかが問題です。
(吉田ハンチング@dcp)