2024年02月15日、日本の内閣府が「最新の四半期別GDP速報」を公表しました。「2023年10-12月期・1次速報」ですが、これで2023年が(速報ながら)締まったことになります。
結局、2023年はどうなったかというと――。
通期での(実質)GDP成長率は、対前年比で「1.9%」でした。
※名目の方は「5.7%」
――というわけで、『IMF』(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)など国際機関の予測どおり、25年ぶりに韓国を追い抜きました。
さっそく韓国メディアは「25年ぶりに日本に遅れをとった」と報じています。
昨年、韓国の経済成長率が25年ぶりに日本に遅れをとったことが確認された。
しかし、日本のGDPは長期的な低成長と円安のためドイツに押され、55年ぶりに世界4位に墜落しました。
日本内閣府は今日(15日)、昨年の日本の実質国内総生産(GDP)成長率(速報値)が1.9%と発表しました。
『韓国銀行』が先月発表した韓国の昨年のGDP成長率は1.4%で、日本が韓国より0.5%ポイント高かった。
韓国が日本に経済成長率で遅れをとったのは、為替危機(「アジア通貨危機」のこと:引用者注)だった1998年以来25年ぶりのことです。
ただし今年は韓国が再び日本を追い越すと予想されています。
(後略)
悔しいためなのか、「日本経済は世界4位に墜落」というフレーズに力が入っているようですが、これは円安が進んでドル建てにするとドイツの方が上になったという話です。
日本の2022年の名目GDPは「約566.5兆円」なので、「2023年:約591.5兆円」ですから、600兆円の手前まできました。
(吉田ハンチング@dcp)