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中国では「裸で抗議」事例は多い

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中国で妙な抗議方法が流行はやり始めた――という話が出ています。そうかなあ……という話です。

2024年04月11日、河南省洛陽市の『中原銀行』前で、怒った人々が「金返せ、金返せ」と叫ぶ抗議活動を行いました。お金を支払ったのに建物が引き渡されず完成しない――という事態に陥った所有者の皆さんです。

以下の動画がその風景なのですが……なぜか先頭に立って「金返せ」と怒鳴っている女性が上半身を露わにしています(ぎりぎりで見えませんのでご安心ください)。

反中国共産党メディアである『看中国』では、「奇しくも04月09日には天安門広場で裸で抗議した女性の姿がネットに広まった」と書いていますが、実は中国では女性が裸で抗議活動を行うというのは珍しくありません。

読者の皆さんもちょっと調べるだけで、多くの事例が見つかることが分かるはずです。

例えば、2014年05月には、北京天安門広場で年配女性2人が全裸で抗議活動を行い、当局に拘束されました。

翌06月には、北京のアメリカ合衆国大使館前で、年配の女性4人が「河南省西県の腐敗役人は野獣だ」というスローガンを体に書き、全裸で抗議活動を行いました(さすがに写真は掲載できません)。

年配の……と書きましたがはっきり言えば白髪のお婆さんで、このような年の人が全裸で抗議しなければならないというのは非常にお気の毒な話です。

2017年04月には、「江蘇省揚州市の曹文蘭さんは複数の地方・中央省庁や委員会に訴えても、合理的な解決策は得られなかったため、天安門広場に行き、中国共産党の偉大な指導者、毛沢東の銅像の前で服をすべて脱ぎました」という事件が起こっています(YouTubeに動画が残っています/「江苏扬州访民曹文兰在天安门广场全裸抗议」で調べてみてください)。

2017年07月には、杭州市の地下鉄出口スグに下着姿の女性2人が座り込んでアピールを行うという事件がありました。

他にもたくさんありますが、不動産関連でいまだに物件が引き渡されない、工事が途中で止まったママという人は非常な困難に直面しています。かといって金融機関がお金を返すわけはありません。

ネット上では「抗議のために服を脱ぐまでになったということは、彼女が本当に動揺していたことを示している」「共産党に強奪されたお金は取り戻せない」「人生の貯蓄で瓦礫の山を買い、オーナーも文句の言いようがない、景気が悪くなっている、今後もこんなことが頻発するだろう」といった声が散見されます。

(吉田ハンチング@dcp)

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