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韓国「出生率」1Qの最低値更新。ついに「0.80」を割った!

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2024年05月29日、韓国の統計庁が「2024年03月の人口動向」のデータを公表しました。

2024年03月
出生数:1万9,669人-7.3%
死亡数:3万1,160人+7.6%
自然増減(出生数 – 死亡数):-1万1,491人

( )内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元:『韓国 統計庁』公式サイト「2024年03月の人口動向(出生、死亡、婚姻、離婚)」

ご注目いただきたいのは、( )内の対前年同期比の増減です。出生数は「-7.3%」で死亡数は「+7.6%」。

出生数が減って、死亡数が増えているわけですから、人口の減少数が拡大しているわけです。以下は、出生数と死亡数の推移を2020年03月~2024年03月でグラフ化したものです。

上掲のとおり、出生数は2万人割れが常態化、死亡数は3万人超えが常態化しつつあります。つまり、いわゆる「ワニの口」で、その口は大きく開いていっています。

今回の好評で2024年第1四半期のデータが(暫定版ながら)締まったわけですが、合計特殊出生率がさらに下がりました。

合計特殊出生率
2023年第1四半期:0.82人
2024年第1四半期:0.76人

対前年同期比で「0.06人」の減少です。

合計特殊出生率は「女性一人が15歳から49歳までに出産する子供の数の平均」です。この数字が2.2ないと人口は増えていかないといわれます。

2023年の通年は「0.72」でしたから「上がったのか?」と思われるかもしれませんが、この「0.76」は第1四半期だけの数字だからです。

韓国では、毎年01月は出生数が多く、そこから下がっていきます(上掲の出生数推移をご確認ください)。

なぜ毎年01月の出生数が最も多いのかについては、シンシアリー先生が最新刊『Z世代の闇 物質主義に支配される韓国の若者たち』において以下のように答えを書いてくれています。

(前略)
ちなみに、赤ちゃんをできる限り1月に産もうとしているのは、少しでも早く生んだほうが、小学校でよい成績を得る可能性が高くなるためです。
(後略)

⇒参照・引用元:『Z世代の闇 物質主義に支配される韓国の若者たち』著:シンシアリー,株式会社扶桑社,2024年05月10日 初版第1刷発行,p117

上掲のとおり、2023年第1四半期には「0.82」あったのですが、1年たってついに「0.80を割った」のです。

――というわけで、韓国は確実に消滅方向で進んでいます。その歩みを早めながら。

(吉田ハンチング@dcp)

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