2021年08月24日、『韓国銀行』が「2021年第2四半期中の家計信用(暫定)」のデータを公表したのですが、これが大変によろしくない結果となっています。
結論からいえば、あれほど警告されていたにもかかわらず、韓国の家計負債はさらに増え、ついに「1,805.9兆ウォン」(約169.8兆円)に到達しました。
2021年第2四半期末時点
家計信用残高:1,805.9兆ウォン(約169.8兆円)
対前期末比:41.2兆ウォン(約3.9兆円)増加
この家計信用残高の中にはクレジット使用額も入っています。
2021年第1四半期の増加幅は「36兆7,000億ウォン」(約3.4兆円)だったので、第2四半期はさらに借金を積みましたのです。
前年同期比で比較するともっとひどいことになります。
前年同期比:159.2兆ウォン(約15.0兆円)増加
(10.3%増加)※データ引用元は同上
1年で韓国の家計の借金は10%も増えたのです。159.2兆ウォンの伸びは2003年の統計開始以来最大です。
韓国の2020年のGDPが1兆6,308億ドルですから、これを2020年12月31日の「1ドル=1,084.47ウォン」で計算するとざっくり「1,769兆ウォン」です。
ですから、家計負債の対GDP比は「101.8%」になります。韓国の家計負債は、GDPを超えさらに増加しつつあるのです。
ここにきて、慌てたように政府金融当局の指導によって、住宅ローンの新規貸し出し停止などを行っていますが、効果がどのように現れるのかが見物です。
(吉田ハンチング@dcp)