韓国と北朝鮮の間で「汚物風船 vs ビラまき・拡声器」という世にもあほらしい戦いが繰り広げられています。
北朝鮮は汚物をぶら下げたバルーンを南に向かって飛ばし、韓国は金ちゃんファミリー三代目の悪口ビラを北に向かってまく、同時に拡声器で金政権批判の放送を行う――というすごい決戦です。
21世紀になってこんな戦いを行っているのは朝鮮半島だけです。
南進した北朝鮮の汚物風船は、龍山の大統領執務室付近くにも落ちるという事態になっています。
本件について、韓国メディア『ソウル経済』が面白い記事を出しています。
不幸にも北朝鮮の汚物風船が自分のクルマに落下した場合、保険は下りるのか?――という内容です。
結論からいえば「20%は自己負担しなければならないのが、残りは保険でカバーできると保険会社が判断した」とのこと。以下に記事から一部を引用します。
(前略)
12日、保険業界によると、今月02日午前11時頃、京畿道安山市丹原区のAさんの自宅前に駐車していた自動車に汚物風船が落ちて車のフロントガラスが割れた。これに対し、Aさんは自動車保険に加入しているB保険会社に自己車両損害担保(自車保険)処理を申請した。
この保険は、相手ドライバーなしで自動車を所有・使用・管理している間に発生した事故によって車両に直接的に生じた損害を、保険加入金額の限度で補償するものだ。
保険業界では通常、自車保険には自己負担金が発生する。修理費の20%程度で、最低20万ウォンから最高50万ウォンの場合がほとんどだ。
Aさんの場合、修理費約53万ウォンのうち自己負担金として20万ウォンを支払い、33万ウォンはB保険会社が支給することになった。
(後略)
北朝鮮の汚物風船に愛車がやられたら、一部自己負担しないといけませんが、保険は下りるようです。
面白いのは、記事内のB保険会社が「汚物風船にやられても、来年度の保険料は上がらず、1年間は猶予措置を取ることにした」――という点です。
この『ソウル経済』の記事によると、2024年06月11日までに北朝鮮が4回にわたって散布した対韓国汚物風船は「全部で1,600個以上と推定される」とのこと。
このAさんのような被害に遭った人は、「金正恩め」と北朝鮮に怒りを燃やすかもしれません。
(吉田ハンチング@dcp)