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中国「洞庭湖の堤防」が決壊。周辺の村が水没。山東省では竜巻

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中国の天変地異などには慣れっこになってしまって、読者の皆さまも、もはや驚かれないかもしれません。しかし、中国南部の水害は拡大しています。

2024年07月06日、水量が異常に増えたために湖南省「洞庭湖」の堤防が決壊、付近の村が水没するという事態になりました。洞庭湖は中国で二番目に大きな湖です。

堤防の決壊を止めるために、破られた場所にトラックを沈めるなどを急きょ行ったのですが、水の勢いを止めることはできませんでした。

本件について、習近平総書記が出張先(中央アジアを歴訪中)から「万難を排して事に当たるように」と指示した――と報道が出ています。

しかし、特に人民解放軍が大規模投入されたなんて話はありません。中国が不思議なのは、こういうときに軍を投入しないことです。「人民解放軍」という看板ですので、人民のために働くのかなと思いきや、全然そんなことはなくて、人民解放軍は「中国共産党」のために存在するのです。

洞庭湖だけではなく、湖南省は大きな水害に見舞われました。

↑07月04日湖南省の水害の様子を伝える動画。人が水流に飲まれるシーンが含まれています(閲覧は注意してください)。

一方の北部は干ばつに見舞われているのですが、山東省では竜巻が観測されました。

2024年07月05日14:30頃、山東省省菏沢市東明県城関街と沙沪鎮で竜巻が発生し、タワークレーン車を一瞬で空に吹き飛ばすほどの猛威を奮いました。竜巻は10分間続いて消失したのですが、工場の建物が倒壊、作業員4人が一時閉じ込められました。

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山東省非常管理局によれば、実は07月04日、山東省臨沂市宜南県でも竜巻が発生し、樹木が倒壊するなどの被害を出しました。

中国が広いというのもありますが、あっちでもこっちでも自然災害が発生し無茶苦茶な事態になっています。中国の皆さんは心穏やかにいられないのではないでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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