08月16日、中国政府はアメリカとの通商協議のために「王受文商務次官が月内に訪米する」と発表しました。06月以降、両国の交渉は途絶え、アメリカ・トランプ大統領はしきりに「中国は交渉のテーブルにつくべき」とジャブを放ってきましたが、やっとこさ協議が行わる運びとなりました。
中国らしいのは「アメリカの要請により」と、この協議が自分たちから言い出したものでないことを明確にしています。メンツを何より重んじる中国っぽいなぁというところですが、アメリカにとってはそんな点は些末なことなのでしょう。
すでに両国は500億ドル相当の輸入品目について追加関税を賦課し合っており、このまま進行すると、次は2,000億ドル相当の輸入品目について「10-25%」の関税を賦課することになりそうでした。市場では「リスクが緩和された」という動きになっていますが、協議によって何が合意されるのか、そもそも本当に協議が行われるのか、まだ予断を許さない状況です。
ちなみに「ヒンデンブルグ・オーメン」が08月09日から点灯しています。
(柏ケミカル@dcp)