「外国から中国に対する直接投資」が2021年 ⇒ 2024年で「約99%減少した」ことは先にご紹介しました。
これは国際収支統計のデータでしたが(2024年暫定版)、すでに2025年も02月中盤です。2025年01月の外国から中国への投資はどうだったのか?――です。
2025年02月19日、中国の商務部がプレスリリースを出しました。以下をご覧ください。
2025年01月、中国は975.9億元の外国投資を誘致した。
2025年01月、中国では4,229社の外資系企業が新たに設立されたが、これは前年同月比で7.8%の減少であった。
実際に使用された外国資本の額は975.9億元で、前年同月比で13.4%減、前四半期比で27.5%増であった。
産業別に見ると、製造業の実際の外国投資額は287.8億元、サービス業の実際の外国投資額は667.8億元であった。
ハイテク製造業の実際の外国投資額は122.4億元で、全国の実際の外国投資額の12.5%を占め、2024年より0.8ポイント増加した。
医薬品製造業と科学技術成果のサービス業への転換は、それぞれ68.4%と23.9%の外国投資を実際に利用した。
投資元別に見ると、英国、韓国、オランダ、日本の実際の対中投資額はそれぞれ324.4%、104.3%、76.1%、40.7%増加した(自由貿易港経由の投資額を含む)。
重要なのは外資からの着金が「975.9億元」(約131.9億ドル)で対前年同期比で「-13.4%」という部分です。
※ドル・人民元の換算は2025年02月20日の「1人民元=0.141ドル」で行いました。
プレスリリースではしれっと書いていますが、対前年同期比「-13.4%」というのは、2021年以降、同期間では最悪の数字です。
しかし、これは自業自得です。
何の説明もせずに一企業人を拘束し、後になって「スパイなので監禁している」などと公表する国に、どんな外国企業が資金を投じるというのでしょうか。10才の日本人少年を刺殺するような国には、日本人はお金を投じません。
中国人が泣こうが喚こうが、石器時代に戻るまで中国にお金をやってはなりません。
(吉田ハンチング@dcp)