2024年07月17日08:00頃、中国の成都市双流地区で電気自動車が制御不能で路肩まで走って衝突、一瞬にして炎上した――とのこと。
事故を目撃した人たちは慌てて乗員を助けようとしました。
しかし、クルマのドアがロックされおりて開けられませんでした。サイドウインドー・リアウインドーをハンマーで割り、救助しようとしたのですが……(消火器で消そうと試みました)。
火の回りが早く救助できませんでした。鎮火時には車体は破壊され、運転席は黒焦げとなっていました。大変不幸なことですが、乗員は亡くなりました。
ちなみに衝突炎上したのは、2021年に『高合汽車』(HiPhi)が発売した6ドアSUVの電気自動車「HiPhi X」と見られており、非常に高価なモデルです。
報道によれば価格は60万元もするとのこと。2024年07月19日のレートで約1,299万円です。
↑「HiPhi X」のプロモーション動画。
上掲は「HiPhi X」のリアビューですが、確かに炎上したクルマの後部と一致するようです。
このような高級車に乗れるということは、ドライバー※はかなりのお金持ちですが、乗車していた4人の方は全員亡くなりました。
※成都市成都市双流地区小区管理服務センター副主任の女性と見られます。
格好だけつけた中国の高級電気自動車は駄目です。この事故はフェイルセーフが「なっていない」ことを示しています。
(吉田ハンチング@dcp)