外国人が「韓国の債券市場」に資金を入れなくなった。

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2024年08月09日、『韓国銀行』が「2024年07月の国際金融・為替市場の動向」を公表しました。

韓国市場における外国人投資家の投資動向を確認してみましょう。面白い点があります。以下に『韓国銀行』が公表したプレスリリースから、表組を引用します。

2024年07月 外国人投資家の純買入金額
株式:18.6億ドル
債券:3.8億ドル
小計:22.4億ドル

2024年01~07月累計 外国人投資家の純買入金額
株式:191.3億ドル
債券:66.5億ドル
小計:257.8億ドル

この数字は「買取額 – 売却額」ですので、「純買取額」(買い越し額)を示しています。
⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2024年07月の国際金融・為替市場の動向」

株式・債券合わせて、2024年は01~07月累計で「257.8億ドル(の買い越し)」です。

2022年:56.3億ドル
2023年:188.7億ドル

でしたから、2024年は外国人投資家の皆さんは張り切って証券市場にお金を突っ込んくれていることが分かります。

ただし、ご注目ただきたいのは「債券」です。

01月:18.8億ドル
02月:25.2億ドル
03月:-33.9億ドル
04月:21.2億ドル
05月:27.7億ドル
06月:3.7億ドル
07月:3.8億ドル

(利益確定で持ち出すために売却する)03月は別にして、これまで20億ドル規模で買い越しだったものが、06・07月と急に金額が小さくなりました。外国人投資家は韓国の債券市場にお金を投入するのをやめたのです。

この動きが08月以降どうなるのか、要注目です。

(吉田ハンチング@dcp)

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