2024年08月24日は、中国と韓国が国交を結んで32周年を迎えた日でした。23日には、外交部の定例記者ブリーフィングで、韓国メディア『NEWSIS』の記者が質問を行ったのですが……。
韓国『NEWSIS』記者:
08月24日は韓中国交樹立32周年記念日ですが、中国は韓中関係の発展についてどう考えていますか。政府間の記念イベントは予定されていますか?毛寧氏:
中国と韓国は緊密な隣国であり、お互いにとって重要なパートナーです。国交樹立以来30年間、中韓両国は双方の共同努力により、さまざまな分野で緊密な交流と協力を維持し、実りある成果を上げ、戦略的協力パートナーシップを構築してきた。中韓両国の友好協力関係の維持発展は、双方の共通の利益であり、地域の発展と繁栄にも資するものである。
中国は韓国と協力し、両国首脳の重要なコンセンサスを履行し、国交樹立の本来の精神を堅持し、友好の方向を堅持し、互恵協力を深め、中韓関係の持続的、健全かつ安定的な発展を促進することを望んでいる。
Money1でも先にご紹介したとおり、修好30周年の年も大して盛り上がりませんでした。理由は、米中対立が深まっており、韓国は曲がりなりにも自由主義陣営国に属するからです。
『NEWSIS』の記者は「記念イベントなどありますか?」と聞いたのに――毛寧報道官はスルーしました。
中国側は「ありません」としたわけです。もっとも、毎年のように記念式典など開いていられないのも確か。
実は同じ質問が韓国の外交部の定例記者ブリーフィング(2024年08月22日開催分)でも出ており、外交部の報道官は「通常定周年でない場合、政府次元の記念行事は開催しないのが慣例であり、したがって 今年計画中の修交記念行事はありません」と回答しています。
(吉田ハンチング@dcp)