Money1でもご紹介してきたとおり、韓国でまた不動産市場が熱くなってきています。ただし、首都圏特にソウルです。
2024年09月09日、不動産テクノロジー(Proptech)企業の『Zigbang(직방)』が興味深いデータを公表しました(以下)。
↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください。
これは国土交通部の公表しているデータを分析したもので、これによると2024年01月から08月までの韓国全国におけるマンションの売買取引量は「30万1,395件」、取引総額は「139兆3,445億ウォン」に達しています。
金額を昨年・2023年と比較してみます。
2023年は「151.8兆ウォン」でしたが、今年・2024年は8カ月で「139.3兆ウォン」。2023年1年間の取引総額の「91.8%」となっています。
ソウルに限ってみると以下のようになります。
ソウルにおけるマンション取引総額は、2023年には「36.2兆ウォン」でしたが、2024年は8カ月で「44.9兆ウォン」です。
すでに昨年1年の実績を抜き、1.24倍に達しているのです。
では地方はどうかというと……以下をご覧ください。
地方におけるマンション取引総額は、2023年には「58.2兆ウォン」でしたが、2024年は8カ月で「42.5兆ウォン」です。
地方では昨年1年間の実績の「73%」にとどまっています。
全国的に不動産市場が過熱傾向にありますが、ソウルが明らかに「異常に熱くなっている」わけです。
これまでご紹介したように、これによってまた韓国の家計負債が亢進しつつあります。
(吉田ハンチング@dcp)