韓国「戒厳令騒動」さっそく『IMF』から詰問。企画財政部よく戦えり。

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2024年12月03日深夜~04日未明の戒厳令騒動で、韓国政府は機能不全に陥りました。


↑韓国の企画財政部(財務省に相当)。

第20代大統領室はもちろんのこと、政府機関のサイトは軒並みニュースを発信しなくなりました。その中、企画財政部だけは情報を供給し続けました。


↑2024年12月03日からずっとプレスリリースの公開が止まっていません。

尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の拙速な非常戒厳宣布で、全政府機関が「どうすんだよ」になったいた大混乱に陥っていたはずですが、韓国経済の信用を毀損させないために、情報を発信し続けたのです。

これは立派です。

崔相穆(チェ・サンモク)副首相兼企画財政部長官以下、スタッフ、公務員の皆さんも「あの野郎が余計なことしやがって」と腸が煮えくり返っていたはずですが――韓国経済は大丈夫ですってば!と言い続けて平衡を保つ努力しました。

大変に評価できる態度です。ピンチのときにこそ、その組織の真価が問われますが、企画財政部は見事にコンバット・プルーブン(戦闘による能力証明)を示したといえます。

しかし、「お前のところは大丈夫なんだろうな?」という問い合わせが殺到したのは無理ないことです。韓国ではときに「死神」といわれる『IMF』(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)もきっちり確認を行っています。

以下は、企画財政部が2024年12月05日に出したプレスリリースです。


↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください/スクリーンショット

崔常穆(チェ・サンムク)副首相、『国際通貨基金』(IMF)主席エコノミストと面談

最近の韓国経済・金融市場の状況について意見交換

崔常穆副首相兼企画財政部長官は12月05日(木)、政府ソウル庁舎においてピエール=オリヴィエ・グランシャ(Pierre-Olivier Gourinchas)『国際通貨基金』(IMF)主席エコノミストと会談し、昨日IMF総裁に送った書簡の内容を含め、現在の韓国経済・金融市場の状況について意見を交換した。

グランシャ主席エコノミストは、東南アジア中央銀行機構(SEACEN)会議への出席のため訪韓中である。

崔副首相は、国内外の投資家に過度な懸念や心配が広がらないよう、IMFをはじめとする国際金融機関、国際信用格付け機関、友好国の経済ライン、国内経済団体および金融市場と緊密にコミュニケーションを取り、迅速に状況を共有していく予定である。

⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「崔相穆(チェ・サンモク)副首相、国際通貨基金(IMF)シニアエコノミストと面談」


↑『IMF』のグランシャ主席エコノミストと会談する崔相穆(チェ・サンモク)副首相兼企画財政部長官。

膝詰めで状況説明を行ったものと見られます。やってしまったものは仕方がなので、とにかく収集しなければなりません。どこまで崔相穆(チェ・サンモク)副首相兼企画財政部長官の指示かは分かりませんが、企画財政部は組織としてよくやり抜いたと評価されるべきでしょう。

(吉田ハンチング@dcp)

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