2024年12月11日、韓国の関税庁が「2024年12月01~10日の輸出入の現状」のデータを公表しました。
2024年12月01~10日
輸出:175億8,000万ドル(12.4%)
輸入:191億3,100万ドル(11.6%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-15億5,100万ドル2024年01月01日~12月10日
輸出:6,399億6,600万ドル(8.4%)
輸入:5,962億3,600万ドル(-1.7%)
貿易収支(輸出 – 輸入):437億3,000万ドル※( )内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「2024年12月01~10日の輸出入の現状」
12月の月初ですが、15億5,100万ドルの貿易赤字です。
月初の10日間はたいてい貿易赤字で始まりますが、これは別に構いません。中盤でどのくらい巻き返せるか――です(最後の10日間は貿易黒字なのが常なので)。
それよりも、この月初に輸入が対前年同期比で11.6%も増加しています。これまで輸入は大変対前年同期比マイナスで推移してきました。ここで大きめにプラスになったのは気になります。
主力輸出品目の動向は以下になります。
半導体は相変わらず、対前年同期比で「+43.0%」と好調ですが、乗用車は-8.6%、無線通信危機(スマホ)-9.2%と冴えません。
主要貿易地域の輸出入動向は以下のようになっています。
まず輸出です。
次に輸入です。
韓国がなんとか黒字に戻したい対中国貿易は、以下ような収支になっています。
輸出:37億5,600万ドル
輸入:45億4,500万ドル
貿易収支(輸出 – 輸入):-7億8,900万ドル
12月01~10日間で約7.9億ドルの赤字です。月初の赤字としては額が大きいです。
2024年も残すところあと20日を切りました。
韓国にとって最重要の輸出入・貿易収支がどのように締まるのか、ご注目ください。
韓国の産業通商資源部が唱えていた「2024年はいくぞ輸出7,000億ドル」は達成不可能です。
(吉田ハンチング@dcp)