念のために冒頭でお断りしておきますが、筆者の言葉ではありません。
2025年01月26日(日)、旧正月(ソルラル)の連休中だというのに、韓国の検察庁は尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領を控訴されたママで内乱罪首魁の疑いなどで起訴しました。
拘束令状の期限が切れたので仕方ないのですが、検察庁は「尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領をいったん釈放する」という選択肢を「良」しとはしませんでした
尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は一審が終わるまで最大6カ月は拘束されたママです。
韓国ではこの検察庁の動きに対して、保守寄り勢力からは「検察は高位公職者犯罪捜査処の下請けに成り下がってしまった」という批判が起こっています。
しかし、そもそも高位公職者犯罪捜査処には大統領の基礎権限はありませんし、検察からしても全く自身で調査しない状態での起訴であって、来る公判を持たせられるのか――は疑問です。
こんな状態になったのも「調査と起訴を分離する」という建付け(検察の権力を削ぐ)を画策した文在寅の思う壺です。
この尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が拘置所に6カ月拘束されることになった――という状態に大喜びしているのが、最大野党『共に民主党』議員です。
彼らの喜びの弁を挙げてみましょう。
2025年01月26日、『共に民主党』のハン・ミンス報道官は――、
「内乱首謀者に対する断罪が今始まった」
「違法な戒厳を謀議し実行した一味はもちろん、デマを流布し内乱を扇動した者たちまで全員に責任を問うべきだ」
――と語りました。
『共に民主党』イ・ヨンウ議員は同日Facebookに――、
「職権乱用など他の犯罪も、罷免後にすべて追加起訴すべきだ」
「同じ歴史を繰り返さないためには徹底的に追及する必要がある」
――と書きました。
『共に民主党』ソ・ヨンギョ議員は、尹大統領に対する「追加弾劾訴追」を提案。
ソ議員は――、
「尹錫悦の拘束と起訴は当然の結果だ。事実は必ず正される」
「しかし尹錫悦は憲法裁判所で厚かましくも嘘をついている。その嘘も含めて弾劾し、司法的処罰をしなければならない」
――と述べています。
また「いい気味だ」と大統領を嘲笑するかのような『共に民主党』議員もいます。
『共に民主党』ミン・ヒョンベ議員は26日、フェイスブックに「内乱首謀者尹錫悦の拘束・起訴!」という投稿を行い――、
「旧正月は気楽に過ごせそうだ」
と書き込み、ユン・フドク議員は「憲法と法律に基づき厳正に、着実に執行されている」と述べました。
翌27日には、『共に民主党』シン・ジョンフン議員は――、
「うれしい出来事で夜も眠れないような経験をした。昨日、尹錫悦が現職大統領として初めて内乱首謀者として拘束・起訴されたからだ」
「これで旧正月の雰囲気が本格的に盛り上がるだろう」
「尹錫悦の拘束をつまみに楽しい旧正月を過ごしてほしい」
――と述べています。
『共に民主党』議員というのは品性下劣な人々たちばかりのようです。「人を呪わば穴二つ」という言葉もあるのですが、自身たちが拘置所に行くような状況にならないといいですね。
(吉田ハンチング@dcp)