韓国の選挙システムは10点満点中の3~4点。北朝鮮・ベネズエラよりマシなレベル

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リアルタイムでご紹介できませんでしたが、重要な事実ですので、ご紹介しておきます。

2025年06月03日に行われる韓国の第21代大統領選挙のために、05月23日、『アメリカ合衆国選挙監視団』(U.S. Election Monitoring Delegation)が訪韓しました。

韓国では選挙について不正がある――と目されています。

これについては「陰謀論だ」という意見もあるのですが、「不正がある説」は絶えません。票を水増しする現場を捉えた動画が実際に公表されていますし、執拗にうわさが流れるのには、何か「根っこ」があるはずです。

また、韓国にはしっかり不正選挙の歴史があります。

初代李承晩(イ・スンマン)大統領の時代から、不正選挙が行われていたのは歴史的な事実です。ケンチャナヨ精神で結果を四捨五入して憲法改正したこともあります。

韓国「四捨五入して憲法を改正した」
ご安心ください。現在の出来事ではありません。しかし、韓国の国会ではかつて表題のような無茶苦茶なことがあったのです。李承晩イ・スンマン大統領の時代です。若い世代はご存じないと思いますのでご紹介します。李承晩さんは韓国の初代大統領。韓国では大統...

つまり韓国、およびその国民は「投票」が自由民主主義国にとってどれくらい重要なものなのか、よく分かっていないのです。

2025年05月27日には、訪韓した『合衆国選挙監視団は記者会見を開いています(下掲写真)。

参加したのは以下のように、肩書からいっても錚々たるメンバーです。

Morse H. Tan(モース・タン)
Former U.S. Ambassador-at-Large for Global Criminal Justice
元アメリカ国務省・国際刑事司法担当大使/前アメリカ国務省北朝鮮人権特使

John Mills(ジョン・ミルズ)
Former Director at U.S. Department of Defense, Retired Army Colonel
アメリカ国防総省・元ディレクター(サイバーセキュリティ政策局)、退役陸軍大佐

Grant Newsham(グラント・ニューサム)
Former U.S. Marine Corps Strategic Officer, President of KCPAC (USA)
元アメリカ海兵隊・戦略将校、KCPAC米国支部代表

Bradley A. Thayer(ブラッドリー・A・セイヤー)
Associate Professor of Political Science, Department of Defense and Strategic Studies, Missouri State University
ミズーリ州立大学の防衛・戦略研究学部 政治学准教授

なぜ韓国の大統領選挙を監視するのか?

なぜ韓国の大統領選挙を監視するのか――について、タンさんは以下のように述べています。

「選挙監視団は2024年末から活動の議論が始まり、今年3月末に結成された民間監視団だ。

韓国の民主主義がさらに堅固になることを願う気持ちで韓国行きを決心した。

韓国は合衆国の核心同盟国であり、中国と北朝鮮の情報戦が集中する戦略的要衝地だ。

韓国で民主主義が毀損されれば、その影響はアジアだけでなく国際秩序全般に及ぶ可能性が大きい。

だからこそ国際社会は今、韓国の選挙システムにさらに注目する必要があるということだ。

加えて、中国共産党の干渉、選挙信頼度の低下などの問題は合衆国にも適用されている問題であるため、より綿密に見守る必要がある」

発言は『Chosun Biz』がインタビューした記事より引用(以下同)

⇒参照・引用元:『Chosun Biz』「[인터뷰] “한국 선거 제도 점수는 10점 만점에 3~4점…민주주의 국가 중 최하위 수준”」

非常に興味深い発言です。ニューサムさんの以下の発言は深刻です。

「2020年の韓国総選挙について深層的な研究を行ったことがある。

最初は問題があるとは思わなかった。

しかし、調査を進める中で選挙過程で相当に異常なパターンを発見した。

統計的に不可能な開票結果、
郵便投票の配送記録の不一致、
不可能な速度の投票状況

など深刻な事例に接し、2022年の大統領選挙、2024年の総選挙まで監視を行った。

今こそ変化が必要だと感じ、韓国に直接来ることになった」

元アメリカ海兵隊・戦略将校のニューサムさんは、2020年に行われた総選挙を調査し、異常な点を発見した――と明言しています。

2022年の大統領選挙、2024年の総選挙も監視した――としていますが、何が見つかったのかは述べられていません。

韓国選挙管理委員会を拒否! 事実上「透明性はない」

面白いのは以下の発言です。

「事前投票が進行される約1週間前にソウルに到着し、すぐに活動を開始した。

事前投票所の現場訪問、市民団体およびメディアとのインタビュー、集会参加など主要な日程を消化し、忙しく過ごしている。

合衆国『CBS』、『Newsmax』などのメディアともインタビューを行い、韓国のメディアおよびYouTubeチャンネルとも接触した。

自発的に選挙監視に乗り出した市民団体関係者とも疎通しながら選挙監視活動を進行中だ。

「中央選挙管理委員会」にも数回、参観を要請したが、拒否された。

国際法が規定した基準に従って透明に(監視団が)活動することを明らかにしたにもかかわらず、事実上、外部監視を完全に遮断したのだ。

これは選挙で守られるべき透明性の有無を疑わせる非常に深刻な問題だ」

この『合衆国選挙監視段』が、韓国の中央選挙管理委員会に「見せてくれ」と要請したところ拒否されたというのです。

韓国の選挙システムは北朝鮮・ベネズエラよりマシというレベルだ

セイヤー教授は以下のように述べています。

「個人的に韓国の選挙制度は10点満点中3~4点の水準だと考える。

これは北朝鮮やジンバブエよりはましだが、民主主義国家として信頼されるには非常に低い点数だ。

特に国連の国際選挙基準と比較してみると、韓国の選挙システムにはあまりにも多くの操作の可能性が内在している」

セイヤー教授によれば、韓国の選挙システムは10点中3~4点で、北朝鮮やジンバブエよりもマシなレベル――だそうです。

韓国の中央管理委員会は腐った組織である

先にMoney1でもご紹介したことがありますが、韓国の中央管理委員会というのは腐った組織です。

自らを「憲政機関」として、監査院からの調査も拒んでいます。つまり、誰も組織を牽制できません。

尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が非常戒厳宣布を発した際に、国会よりも先に中央管理委員会に軍隊を派遣したのも「むべなるかな」とされるのは、この組織の中身が誰にも監査されず、勝手に動いているためです。

誰にも検査されない組織は必ず腐敗します。

実際、中央選挙管理委員会は縁故採用や世襲採用を行っていたことが発覚し、大問題となりました。一応謝罪し、是正するなどという声明を出しましたが、誰にも確認できないので、きちんと運営されているのかは不明です。

韓国の選挙システムについては注視が必要です。

一方で、この監視団は、韓国が合衆国側(自由民主主義国陣営側)に立って選挙が行われているのか、を確認しにきたもの――といえるでしょう。

(吉田ハンチング@dcp)

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