2025年06月17日、韓国の産業通商資源部が「2025年05月自動車産業動向」のデータを公表しました。
韓国の自動車産業は北米市場(最大はもちろんアメリカ合衆国)に依存しており、合衆国市場で輸出台数を稼げなくなったら、本当に「おしまい」が来てもおかしくないのです。
では05月の自動車輸出実績はどうなったかというと……以下をご覧ください。
2025年05月
対米国輸出額:25億1,600万ドル
対前年同期比:-27.1%
対前月比:-12.9%
対合衆国市場向け自動車輸出は、対前年同期比で「-27.1%」の激減です。
産業通商資源部の説明によれば、『現代自動車』グループが北米工場が現地生産を始めており、その分輸出が減ったのだ――そういうことになっています。
しかし、この結果にはもちろんトランプ大統領の「高関税」政策が影響しているのです。
猶予期間は間もなく切れます。
韓国は早く合衆国と同意せねば……と焦っているのですが、Money1でもご紹介したとおり、李在明(イ・ジェミョン)大統領は、カナダまで出張ったものの、トランプ大統領はG7の初日日程を消化した時点で、さっさと帰国してしまいました。
李在明(イ・ジェミョン)さんと左派・進歩系アンポンタンの――
「アレも交渉してコレも交渉して、中露との良き関係を続けるという“実用外交”(なんだこの格好悪い呼称)を認めてもらおう」
――などという妄想はトランプ大統領の帰国によって、消滅しました。
まったく大笑いな結果ですが、それよりも合衆国市場で自動車輸出が急減していることをどうするつもりなのでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)