アメリカ合衆国から「対米投資を増やせ」といわれている韓国。
2025年09月19日、韓国の企画財政部から興味深いデータが出ました。「2025年第2四半期の対外直接投資」の金額です。
2025年第2四半期(04~06月) 海外直接投資額銀の総投資額は「141.5億ドル」で前年同期(163.4億ドル) 対比で13.4%減少した。
前四半期(157.4億ドル) 対比で10.1%減少したが、減少幅は緩和した(’25年第1四半期 -25.4億ドル ⇒ ’25年第2四半期 -15.9億ドル)。
⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「’25年第2四半期の海外直接投資は141.5億ドルで前年同期比13.4%減少」

2025年第2四半期は対前年同期比で対外直接投資が「13.4%」も減少しました。
ご注目いただきたいのは以下です。

↑Google翻訳が「大洋州」と訳しているのは「オセアニア」です。
地域別に見ると、欧州向け以外の全ての地域で直接投資が減少しました。
国別に金額を見ると以下のようになります。

注目される対合衆国の直接投資は、対前年同期比で「-14.2%」と減少しています。
対ベトナム投資(-29.1%)も減少しており、増加しているのは「ケイマン諸島」「ルクセンブルク」「ガーンジー(Guernsey)」とタックスヘイブンへの直接投資です。
四半期だけ見るとこうなるのですが、2025年01~06月累計では以下のようになります。

上半期累計で対合衆国直接投資は、対前年同期比で「-19.6%」と急減しています。
ご注目いただきたいのは金額です。上半期累計で「101.1億ドル」しかありません。
単純に2倍すると「2025年:202.2億ドル」となり、2024年の「224.1億ドル」から約9.8%減少となります。
対米投資が減少しているじゃないか――上納金が少ないぞ――と文句をいわれるかもしれませんね。
(吉田ハンチング@dcp)






