韓国『現代自動車』の2025年第3四半期の業績は先にご紹介しましたが、『起亜自動車』の方は行っていませんでした。以下が『起亜自動車』の結果です。
2025年第3四半期
総売上:28兆6,860.037億ウォン(+8.2%)
営業利益:1兆4,625.51億ウォン(-49.2%)
当期純利益:1兆4,224.60億ウォン(-37.3%)2025年第1~3四半期累計
総売上:86兆531.82億ウォン(+7.2%)
営業利益:7兆2,356.05億ウォン(-27.3%)
当期純利益:6兆832.72億ウォン(-24.3%)
2025年第3四半期は、増収減益となりました。しかも利益の方は急減です。
上掲のとおり、営業利益は対前年同期比で「-49.2%」を記録し、ほぼ半減です。
これはもちろん合衆国による高関税政策のためです。価格戦闘力を失わないために、対米輸出の自動車価格据え置きを企図し、上乗せされた関税分を自社(および販売チェーン)が被る措置を行ったため――と目されています。その分、利益が削れたのです。
問題はいつまで、これが続くのか――です。
2025年10月31日、アメリカ合衆国のトランプ大統領と、韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんとの間で米韓首脳会談が開催され、関税交渉が妥結した――とされました。
しかしながら、11月11日10:45現在、いまだに共同のファクトシートも出ていなければ、MOU(了解覚書)もサインされておりません。
つまり、合衆国は韓国から輸入する製品について「25%関税を科したまま」です。
妥結した(15%に下がる)――という話が出た際には『現代自動車』の鄭義宣(チョン・ウィソン)会長からは「大統領に感謝する」という泣かせる発言もあったのですが……。
(吉田ハンチング@dcp)






