2025年12月11日、韓国の企画財政部が年に1回しか出ない、韓国政府負債(D2)および「D3」を公表しましたので、確認しておきます。
韓国政府および韓国メディアが政府負債(返済しなければならないので政府債務)と呼ぶ数字は「D1」で、通常国際比較で使われる「D2」ではありません。
D1・D2・D3の定義は、以下のようになります。
D1:国家債務(National Debt)
中央財政債務 + 地方財政債務D2:一般政府債務(General Government Debt)
D1(国家債務)+ 非営利公的機関(NPG, Non-Profit Public Institutions)の債務D3:公部門債務(Public Sector Debt)
D2(一般政府債務)+ 非金融公企業(Non-Financial Public Corporations)の債務
※国全体の「広義の公的部門」が抱える債務
企画財政部の資料によると、「D2」は2024年時点で「1,270.8兆ウォン」。
D2の対GDP比は「49.7%」です。
2011~2024年のD2および対GDP比率の推移をグラフ化すると以下のようになります。
データ出典:『月刊財政動向 12月号』
政府負債の対GDP比率を40%までに抑えろ――が暗黙の了解だった時代が懐かしいですね。
もう何度っていいますが、このハードルを突破させて知らん顔だったのが借金王・文在寅です。
(吉田ハンチング@dcp)





