2025年12月16日09:55、ニュージーランドのマヒア打ち上げ場から、アメリカ合衆国の企業『Rocket Lab(ロケット・ラボ)』のロケット「エレクトロン」に搭載され、宇宙へ向かう予定だった韓国初の地球観測用超小型コンステレーション衛星検証機の打ち上げが――不発に終わりました。

↑最後の10、9、8……のカウントまでいきゼロになって、煙が出たのですが、これがプスン、プスンとなって打ち上げは中止されました。
最後の10秒のカウントダウンまでいったのですが、打ち上げ管制センターが「LIFT OFF」の信号を送った後、打ち上げロケットのエンジンに点火されたかのように煙まで立ち上ったのですが――結局「abort」となって――離陸に失敗しました。
↑YouTube『SPACE AFFAIRS』チャンネルの上げた今回の打ち上げライブ動画「SCRUBBED – Rocket Lab – Electron – Bridging the Swarm – LC 1 – Mähia, NZ – December 16, 2025」。この動画の23:35辺りから最後の10カウントが始まります。
この失敗は2回目です。
2025年12月11日、打ち上げロケットと地上装備の通信エラーにより打ち上げの1回目が中断されました。打ち上げ前のカウントダウンが停止する「ホールド」が2回かかっていました。
超小型コンステレーション衛星は、100キログラム未満の地球観測用衛星11基を宇宙に打ち上げ、朝鮮半島上空を監視する任務を担う――という計画です。
(吉田ハンチング@dcp)





