2020年04月03日(金)のドルウォンが(ほぼほぼ)締まりました。04月04日(土)05:57現在(日本時間)、ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
終値「1ドル=1,236.61ウォン」で、ウォン安進行の陽線を確定させました。
ただ、上掲のとおり「日足のローソク足」の「実体線の上端」がおよそ「1ドル=1,236ウォン」でそろっています。テクニカル的には以降の値動きでも「ここで止まる可能性があるよ」(あるいは「ここを抜くのは簡単ではないよ」)というサインです。
次週以降のプライスアクションでこの水平線が機能するかどうかには注目したいところです。
03日のプライスアクション全体を、ローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」で見ると以下のようになります。
終わってみれば、03日12:00ごろ以降は基本的にウォン安が進行し続けた日でした。途中、15:30ごろから18:00ごろまでのレンジ(一定の値幅で値が動くこと)などがありましたが。アメリカ時間もウォン売り・ドル買いが強かったため、天井は「1ドル=1,240.49ウォン」をつけてからの戻しでも、それほど値は落ちませんでした。
これで2020年04月の第1週が締まりましたので、ローソク足1本が1週間の値動きを示す「週足」で見てみましょう。
左隣の長い陰線(チャート上を下落するローソク足のこと)が先週(03月最終週)ですが、今週は実体線でほぼ半値戻してウォン安を進行させたことが分かります。
さらに、ローソク足1本が1カ間の値動きを示す「月足」で見ると、さらに面白いものが見えます。
Money1では毎日のようにウォン安・ウォン高とドルウォンチャートについてご紹介していますが、上掲のとおり「月足」で見れば、2018年04月以降、ずっとウォン安は進行し続けてきたのです。この月足チャートを見ると「まだウォン安は続くんじゃないのか」という気がしないでしょうか。
株式やFXの取引をされる方はご存じのことですが、相場チャートの面白さの一つは、このように時間軸を変えると違った風景が見えることです。
さて、04月06日(月)から始まる04月第2週ではどのような風景が見えるでしょうか。
追記
2020年04月06日(月)の市場が開きました。10:22現在のドルウォンチャートの状況を以下の記事にまとめましたので、本記事と併せてお読み頂ければ幸いです。
(柏ケミカル@dcp)