【朗報】韓国の年金基金枯渇が後ろに4年ずれる ⇒ 基金の枯渇は「2069年」

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韓国の皆さんにとっては朗報です。国民年金基金が枯渇する時期が後ろにずれました。4年ですけれども。

2026年06月18日、韓国の『NABO(国会予算政策処)』は以下の「基金運用実績改善に伴う国民年金財政修正見通し」というリポートを出しました。

2025年の年金改革を通じて、保険料率引き上げ、所得代替率調整など、国民年金の財政構造が全般的に調整された。

▪国会予算政策処は、国民年金改革に伴う財政および政策効果を見通し、その結果を報告書として刊行した(2025年6月)。¹

・当時、財政収支の赤字転換時点は2048年、基金枯渇時点は2065年と見通された。

▪しかし、2025年の国民年金基金運用実績が、見通し作成当時の仮定よりも良好な水準を記録したことから、国民年金の財政安定性は従来の見通しに比べて改善されると予想される。

国民年金基金は積立金規模が1,000兆ウォンを超えており、基金運用収益率のわずかな変化であっても、累積積立金規模および基金枯渇時点に大きな影響を及ぼす可能性が高い。

このような点から、最新情報を活用して既存の財政見通し結果を更新し、点検する必要がある。

▪これに伴い、2025年の国民年金の基金運用などの実績を検討し、これを反映した財政見通し結果を考察しようとするものである。

¹国会予算政策処、『2025年「国民年金法」改正の財政および政策効果分析』2025年06月

最近の財政状況
▪ 国民年金基金は現在、財政収支の黒字を維持しているものの、収入の増加速度よりも支出の増加速度の方が速い状況にある。

2021年から2025年まで、収入は年平均3.2%増加した一方、支出は年平均14.0%増加した。

・同期間において、主な収入源である年金保険料収入は53兆5,000億ウォンから63兆9,000億ウォンへと年平均4.5%増加した一方、主な支出要因である給付支出は29兆1000億ウォンから49兆7000億ウォンへと年平均14.3%増加した。

これは、受給者数の増加、平均余命の上昇などにより、支出が収入よりも速いペースで増加していることに起因する。

・2021年から2025年まで、加入者数は2,235万人から2,181万人へと年平均0.6%減少した一方(2022年を境に減少)、同期間における年金受給者数は586万人から768万人へと年平均7.0%増加した。
(後略)

⇒参照・引用元:『NABO』公式サイト「基金運用実績改善による国民年金財政修正展望」

韓国の国民年金はシステムの導入が遅く、1988年に成立しました。1960年:公務員年金導入(韓国初の公的年金)、1963年:軍人年金導入、1986年:国民年金法制定と進みました。

1988年01月、国民年金制度施行(まず従業員10人以上の事業所労働者対象)となりましたが、驚くなかれ、全国民をカバーする体制(皆年金)が完成したのは「1999年04月」のことなのです。

ちなみに日本は1961年04月ですから、韓国は日本の38年遅れて皆年金制度が成立したことになります。

――それはともかく、韓国は出生数と死亡数がデッドクロスして、しかも合計特殊出生率が世界最悪の水準ですので、これから年金財政は急速に悪化していきます。

Money1でもしつこくご紹介してきたとおり、国民年金基金が枯渇するのは2059年と予測されていました。

しかし、国民年金基金が投資している資金が株価上昇で含み益が増加したため、枯渇時期が先延ばしできている――とNABOは報告しています。

NABOの新しい「読み」では、年金基金のお金が枯渇するのは上掲のとおり2069年です。

ただし上掲とおり、「収入の増加速度よりも支出の増加速度の方が速い状況」は変わりません。

基金の投資失敗がないようにしたいところです。

(吉田ハンチング@dcp)

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