韓国通貨「ウォン」の安値トレンドに注目しております。2020年05月01日(金)が締まりました。ドルウォンチャートは以下のようになりました(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
結局、2020年05月01日(金)は大きくウォン安が進行し、長い陽線となりました。終値「1ドル=1,224.93ウォン」とほぼ「1,225ウォン」までいきました。
ローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」で、01日全体のプライスアクション見ると以下のようになります。
開場すぐにどんと上昇しますが、およそ「1ドル=1,221.5ウォン」で一時的にテッペンをつけ、そこから下落(ウォン高方向へ進行)して底を試しにいきます。この時の一時的な「底」は「1,218ウォン」でした。
ここから反転してウォン安がさらに進行します。一時的なテッペンだった「1,221.5ウォン」も突破して上昇。次のテッペンは「1ドル=1,224ウォン」となり、これをなかなか抜くことができませんでした。
01日の最終盤になってようやく突破。一時は「1ドル=1,225.56ウォン」まで達し、少し戻して終幕となったのです。
これで2020年04月の最終週が締まりました。ローソク足1本が1週間の値動きを示す「週足」で見てみましょう。
この週は下ヒゲが長いローソク足となりました。一時は「1ドル=1,200ウォン」に迫るほどウォン高が進行したのですが、強いウォン安圧力がこれを押し戻しました。
もし韓国の通貨当局が「ウォン安阻止」で動いていたとしたら、思いどおりの値まで誘導できなかった週といえるでしょう(もちろん当局が明らかにしてくれないと本当に介入していたかどうかは分かりません)。「ウォン売り・ドル買い」勢力がそれほど強かったわけです。
すでに05月に入っていますが、韓国経済のファンダメンタルズは確実に悪化しています。05月がどのような値動きになるのか注視していなけれななりません。
また随時記事を制作し状況をご紹介するようにいたします。今週もお付き合いを賜わり、誠にありがとうございました。
追記
2020年05月04日(月)の市場が開きました。10:23現在のドルウォンチャートの状況を以下の記事にまとめましたので本記事と併せてお読み頂ければ幸いです。
(柏ケミカル@dcp)