韓国メディアで、2025年には韓国のGDPが世界ランキング第13位に転落する――という報道がでています。2024年のランキングは以下になります。
世界GDPランキング:2024年
第1位 アメリカ合衆国……29.2兆ドル
第2位 中国……18.7兆ドル
第3位 ドイツ……4.7兆ドル
第4位 日本……4.0兆ドル
第5位 インド……3.9兆ドル
第6位 イギリス……3.6兆ドル
第7位 フランス……3.2兆ドル
第8位 イタリア……2.4兆ドル
第9位 カナダ……2.2兆ドル
第10位 ブラジル……2.2兆ドル
第11位 ロシア……2.2兆ドル
第12位 韓国……1.9兆ドル
第13位 メキシコ……1.9兆ドル
第14位 オーストラリア……1.8兆ドル
第15位 スペイン……1.7兆ドルデータ出典:『IMF』「World Economy Outlook」
これが2025年には以下のようになると予想されています。
世界GDPランキング:202年(予測)
第1位 アメリカ……30.5兆ドル
第2位 中国……19.2兆ドル
第3位 ドイツ……4.7兆ドル
第4位 インド……4.2兆ドル
第5位 日本……4.2兆ドル
第6位 イギリス……3.8兆ドル
第7位 フランス……3.2兆ドル
第8位 イタリア……2.4兆ドル
第9位 カナダ……2.2兆ドル
第10位 ブラジル……2.2兆ドル
第11位 ロシア……2.1兆ドル
第12位 スペイン……1.8兆ドル
第13位 韓国……1.8兆ドル
第14位 オーストラリア……1.8兆ドル
第15位 メキシコ……1.7兆ドル
上掲のとおり、韓国は「2024年:第12位」から「2025年:第13位」に転落します。
韓国メディアでは「スペインに抜かれ……」などと書いています。
どの国に抜かれようが気にするような話ですが、韓国はなぜかイタリアやスペインなどを自国より下に見る傾向があります。
韓国は「精神的G8だ」などと意味不明なうわ言を述べますが、2025年にはGDPランキングで第13位に転落する――というのに、李在明(イ・ジェミョン)大統領は「G7に入れるように頑張る」と主張しています。
何をどう頑張るのかさっぱり分かりませんが、ご注目いただきたいのは「2024年:1.9兆ドル」から「2025年:1.8兆ドル」と金額が減っていることです。
つまり、韓国のGDPは対前年比でマイナスになるぞ――という予測なのです。
韓国メディアは何かにつけて日本を引き合いに出しますが、日本は「2024年:第4位」から「2025年:第5位」にランクダウンすると予測されています。
しかし日本の場合には、「2024年:4.0兆ドル」から「2025年:4.2兆ドル」と金額は増加しています。対前年比でプラスと予測されているわけです。
もう何度だっていいますが、韓国の夏はすでに終わったのです。
また、この予測は先にご紹介した『Goldman Sachs(ゴールドマン・サックス)』が2022年に出した「The Global Economy in 2075: Growth Slows as Asia Rises」のリポートに沿った結果です。
以下に再度引いてみます。
GDP規模ランキングTop15:韓国の順位
1980年:圏外
2000年:12位
2022年:12位
2050年:圏外
2075年:圏外⇒参照・引用元:『ゴールドマン・サックス』公式サイト「The Global Economy in 2075: Growth Slows as Asia Rises」
2025年に第13位に転落するという予測は、上掲の『ゴールドマン・サックス』の予測の方向と合致しています。韓国は2050年には「Top15圏外」となりますが、それはもっと早く達成されるかもしれません。
ゆえに「韓国はG8だ」などという主張はまったくの妄想に終わります。
ましてや、李在明(イ・ジェミョン)政権によって、自由民主主義国家に分類されるかどうかも怪しくなりますので、「G8」という呼称に分類されるわけがありません。

(吉田ハンチング@dcp)