2020年05月15日(金)が(ほぼほぼ)締まりました。06:41現在、ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
長い陽線で大きくウォン安進行。また、ついにローソク足の実体線で「1ドル=1,230ウォン」突破を確定させました。
15日のプライスアクション全体をローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」で見ると以下のようになります。
開場すぐにはいったん下落(ウォン高方向へ進行)しますが、レンジを経ておよそ「1ドル=1,231.7ウォン」まで上昇。その後、また下げますが「1ドル=1,230ウォン」を巡る攻防で下に破られることはありませんでした。
この攻防が15日のキーポイントでした。
19:30ごろから強烈な上昇(ウォン安方向への進行)が始まり、一時は「1ドル=1,235.42ウォン」まで達し、これが天井になります。ここでもんだ後に下落。
しかし、15日はただ下がりはなく、およそ「1ドル=1,231.5ウォン」の「『ウォン高』の抵抗線」が最後までもちました。この時間帯も重要なポイントでした。
この抵抗線で跳ね返って再びウォン安方向へ。「1ドル=1,234ウォン」寸前まで迫ったのですが、少し戻して終幕となりました。
このように15日のプライスアクションは非常に面白く、見どころの多いものでした。
「週足」で見る次の突破ポイント「1,255ウォン」
これで2020年05月第3週が締まりました。ローソク足1本が1週間の値動きを示しす「週足」で見ると以下になります。
2020年05月の第3週目は長い陽線で、ウォン安が進行しました。
左の方を見てください。2020年03月第3週目の週足は非常に長い陽線で、翌週はほぼ同じ長さですが、それよりは短い陰線。この2週間の値動きはジェットコースターのように激しいものでした。
その後の週足は、03月第3週のローソク足の範囲内から出られていません。いわゆる「ハラミ足」のようになっているわけです。
03月第3週のローソク足の(実体部分の)上端がおよそ「1ドル=1,255ウォン」です。さらなるウォン安が進行できるかは、この「1,255ウォン」の突破が目安です。ハラミ足の影響下から出なければなりません。
先の上掲記事で以下のような韓国の研究員の警告をご紹介しました。
(前略)
研究員は、今月ドルウォン為替レートの天井には1,260ウォン台、第3四半期には1,300ウォンまで覚悟しておかなければならない、と推定した。
「1ドル=1,260ウォン」というレートをどのように計算したのかは不明ですが、ウォン安がさらに進行するなら上掲のハラミ足の上端を抜くでしょうから、これはあり得る値なのです。
追記
2020年05月18日(月)の市場が開きました。10:24現在のドルウォンチャートの状況を以下の記事にまとめましたので本記事と併せてお読み頂ければ幸いです。現在のところウォン高進行です。
(柏ケミカル@dcp)