瀕死状態で注目される『大韓航空』ですが、2020年第1四半期の決算が出ました。
売上:2兆3,523億ウォン
営業利益:▲566億ウォン
税引前利益:▲9,340億ウォン
当期純利益:▲6,920億ウォン
※▲はマイナスの意味
営業利益が566億ウォンの赤字で済んだというのは、頑張った方だといえます。韓国メディアでは「セーブした」という見出しになるでしょう。しかし、危機的な状況に変わりはありません。
また注目されるのは負債が前年同期と比べて「4,790億ウォン」も増えている点です。これは会社を存続させるために借金が増えたからです。
この決算表によれば「Current Assets(流動資産)」(すぐに現金に換えられる資産)は「3兆5,765億ウォン」ですが、「Cash Equivalent(現金同等物)」は約1兆ウォンしかありません。
毎月出て行く固定費は4,000-5,000億ウォンですから、03月末で1兆ウォンしかなければ、これは05月末でなくなるのでは?とも考えられ、まさに綱渡り状態です。
第2四半期も05月半ばまできました。本格的に業績が悪化するのはこの第2四半期です。まさに正念場を迎えたいえるでしょう。
⇒データ引用元:『大韓航空』「1Q’20 Financial Results」
https://www.koreanair.com/content/dam/koreanair/en/documents/AboutKoreanAir/InvestorRelations/QuarterlyFinancialResults/2020_1Q.pdf
(柏ケミカル@dcp)
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