投資関連のニュースの中に「ファンドラップ」という言葉を見かけることがあります。このファンドラップとは何かご存じでしょうか? 利用するかどうかは別にして知っておいた方が良い単語です。
ファンドラップ(fund wrap)は「投資一任運用サービス」の一種とされます。
投資家は、金融機関などの専門家に相談し、自分の取れるリスクや投資目的に合わせた投資信託を選択、ポートフォリオを組み、運用を任せます。専門家は、投資信託の提案、実際の運用、運用実績のレポート、ポートフォリオの見直し、などを行います。
投資家にとってのメリットは、「専門家のアドバイスを受けられる」という点ですが、運用期間中は「信託報酬」が取られ、また資産の時価評価額に応じてファンドラップフィーが取られます。ファンドラップフィーは「投資顧問料」「取引等管理手数料」等です。
これらの手数料は投資金額の2%超となることもあり、実際に儲かるか、投資の価値があるかについてはよく考えなければなりません。金融機関の営業マンの口車に乗ることなく、判断してください。
(柏ケミカル@dcp)