「お金がないのは首もないのと同じ」なんて言います。西原理恵子先生によりますと「お金は命の次に大事」。「お金で買えない物がもある」なんてしたり顔で言う人もいますが、まあたいていの物はお金で買えますよね。ないよりはあった方がいいですし、できるだけたくさんあった方がいいのがお金です。
Money1はお金を増やすために何かいい方法はないか、と皆さんと一緒に探すサイト。「お金を増やすためには○○した方がいい!」という識者の意見も積極的にご紹介していきます。今回は、経済評論家・山崎元先生の『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(文響社)に登場する言葉です。
「お金を正しく運用したかったら、銀行には近づかない方がいい」(P.29より引用)
一般読者からするとドキッとしますね。山崎先生はこの後、
銀行のビジネスモデルは、
●金持ちには投資させて手数料をもらう
●貧乏人には借金させて金利をもらう
である。ATMの手数料なんかでは大して儲かっていない。
と喝破。さらに下のように続けます。
「だから、サラリーマンには家を買わせてローンを組ませるし、定年になって退職金が出たら手数料の高い投資信託を勧める」(同P.29より引用)
「特に心配なのが、退職金が出た高齢者が銀行員の言うがままに投資信託を始めてしまう例。あれは本当にいただけない。銀行には何一つ買うべきものはないから、銀行の窓口では金融商品を買ってはいけないと覚えておいた方がいい」(同P.29より引用)
山崎先生といえば、東京大学経済学部を卒業後、三菱商事を皮切りに野村投信、メルルリンチ証券など金融業界で多くの転職・活躍をした強者。上記以外にも多くの著作があることでも知られています。上記の本には「(銀行は)客が得するものじゃなくて、自分たちが得するものを売ろうとする」(P.31より引用)という言葉もあり、このことは私たちも肝に銘じておかなければいけないようです。
(吉田ハンチング@dcp)